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「新日本プロレス」わが名勝負を4コマ漫画で描いてみた

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.09.27 16:00FLASH編集部

「新日本プロレス」わが名勝負を4コマ漫画で描いてみた

 

「テレビで初めて観たプロレスの試合は、アントニオ猪木vs.スタン・ハンセン。最初は猪木が好きだったんですけど、そのうちハンセンのほうにハマりましたね。

 

 

 子供心にスタン・ハンセンのウエスタン・ラリアットが、カッコよくて。ウルトラマンのスペシウム光線じゃないけど、ヒーローの必殺技みたいな目線で観てました(笑)」

 

 そう語るのは、2013年から自身のツイッターで1980年代、1990年代のプロレスを題材にした4コマ漫画を発表しているアカツキ氏(42)。

 

「1980年代、1990年代のプロレスにどっぷりハマっていたんですが、その後は、しばらくプロレスから遠ざかっていたんです。でも、2013年5月、小橋建太選手の引退試合をテレビで観て、『ああ、やっぱり僕はプロレスが大好きなんだな』と感じた。

 

 それで、昔ハマっていたときの気持ちが盛り上がって、記憶の中にあるプロレスを全部漫画にしようと思いました。その気持ちのまま1本めの4コマをアップして、いまに至る感じですね。

 

 小さいときから、プロレスの本を読んでいたので、いろんなエピソードが頭に入ってるんでしょうね」

 

 アカツキ氏にも「新日本プロレス」のベストバウトを選んでもらった!

 

【3位 内藤哲也vs.飯伏幸太】
(○内藤-飯伏● 2017年7月17日・北海道立総合体育センター 北海きたえーる)

 

「札幌で開催された、2017年『G1クライマックス27』の開幕戦のメインイベント。僕は、この日、10数年ぶりに新日本を生観戦しに行ったんです。久しぶりに新日本プロレスを観た僕が、いちばん衝撃を受けたのが飯伏選手でした。
 飯伏選手のスワンダイブ式のジャーマン・スープレックスを観たとき、『とんでもないことになってるな、いまのプロレスは!』ってビックリしたんです。僕が見ていた頃に、あの技はなかったので」

 

【2位 武藤敬司vs.天龍源一郎】
(○武藤-天龍● 1999年5月3日・福岡国際センター)

 

「武藤選手がIWGPヘビー級王者として外敵の天龍選手を迎え撃った、東スポの年間最高試合賞にも選ばれた一戦です。天龍さんが雪崩式フランケンシュタイナーと、スパイダージャーマンをやったんですよ。
 武藤さんって、相手の光を消して自分が輝くというか、試合でいいところを持っていくのが上手い。
 でも、この試合は逆に天龍さんが全部持っていった感じです。雪崩式フランケンのあと、天龍さんがブルブルって武者震いするんですよ。それがカッコいいんですよ~」

 

【1位 藤波辰巳vs.アントニオ猪木】
(△藤波-猪木△ 1988年8月8日・横浜文化体育館)

 

「60分フルタイムドローに終わった究極の師弟対決。これはもうダントツですね。久しぶりに古舘(伊知郎)さんが実況で帰ってきたこともあって、役者が揃った感もありましたし。
 当時、僕は中1でしたけど、いままでプロレスを観てきたなかで、最初で最後の泣いた試合です。猪木はこの試合で負けたら引退するんじゃないか? という雰囲気もあったので、それも相まって、すごく感情移入して観ていました。
 古舘さんの実況も、あの試合はかなり名フレーズが生まれましたよね、『合わせ鏡の闘い模様』とか。試合後に、ずっと敵対してきた長州が猪木を肩車した瞬間……あの感動たるや、たまらなかったですね。まるでキン肉マンを観ているような(笑)」

 

 最後にアカツキ氏から自身の作品についてひと言。

 

「僕が描いているのは選手のエピソード系の4コマですから、プロレスファンはもちろん、プロレスを知らない人にも楽しんでもらえると思うんです。

 

 たとえば、若い人からすれば、テレビに出ている姿を通して、天龍さんはただ滑舌の悪い大きなオジサンというイメージかもしれない。

 

 だけど、彼らはこんなに強くてカッコよくて、スーパースターだったんだよって、僕の漫画を読んだらわかってもらえると思うんです。

 

『プロレスは知らないけど、たまたま立ち読みしたら面白いから買っちゃいました』って方もいたし、プロレスファン以外にも多くの方に読んでいただけたら嬉しいですね。

 

 僕はこれからもイラストの世界からプロレス愛を発信していきたいなと思っております!」

 

あかつき
42歳 2013年からツイッターで発表していた4コマをまとめた『味のプロレス 闘魂編』(新紀元社刊)がプロレスファンの間で人気に。9月27日には、全日本プロレスと全日本出身の選手のエピソードをまとめた『味のプロレス 王道編』(新紀元社)が発売される。

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