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キダ・タロー「1日40曲」作曲して豪邸1軒分ピンはねされる

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.10.02 20:00FLASH編集部

キダ・タロー「1日40曲」作曲して豪邸1軒分ピンはねされる

 

 作曲家キダ・タローが、9月30日放送の『マルコポロリ!』(関西テレビ)に出演した。

 

 

 16歳でアコーディオンを、18歳からはピアノを独学で始めたキダ。大学生になるころには、プロとしてキャバレーで演奏していたらしい。

 

 キダといえば、数々のテレビ番組のテーマ曲やCMソングを手がけたことで知られるが、そのきっかけは40歳を前に、音楽仲間からテレビ番組用の作曲を持ちかけられたこと。注文内容は「どんな曲でもいいから、数を作ること」だったという。

 

「『なんでもいいから』という注文は生まれて初めて。著作権がうるさくなってきて、放送局がいままでありものの曲を使っていたのが、ダメになった。“なんでもいい” って、こんな素敵なことはない。“なんでもいい曲” なんかいくつでも作れる」

 

『プロポーズ大作戦』(朝日放送)のテーマがキダの代表曲であるが、当時は1日40曲、1曲あたり10分で作曲していたそう。あまりに曲数が多いため、あるときこんなことがあったという。

 

「テーマ曲を録音して(納品すると)『けっこうな曲をありがとうございます』って、いつも通り言ってもらった。あくる日にプロデューサーが来て、『昨日書いていただいた曲、その前のテーマにちょっと似ています』って。(確認してみたら)そっくりだった」

 

 そんなキダは、当時のギャラに関して「(音楽仲間から)『これこないだの分』って、どの曲かわからないんだけど2000~5000円(を受け取った)」と、ろくに契約書も交わさない適当なものだったと説明する。

 

 本人に入ってきたギャラは、本来の10分の1ほどだった。全部で豪邸1軒分の金額はピンハネされていたという。「ギャラを払うよう訴えなかったのか?」と聞かれ、キダはこう明かす。

 

「家内が言ったはずです。(自分で言わなかったのは)たくさん曲を作らせてもらっているし、その人のおかげでいまがあるようなものだから」

 

 お金よりも作曲の機会を重視するとは、さすが音楽家である。

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