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小倉優香「お金がない!」で大泣きした台湾の海外一人旅
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.10.21 11:00 最終更新日:2018.10.21 11:00
小倉優香が、特別な思いを持っているという台湾で、初カレンダーのロケを行った。なんと16歳のとき、台湾ではじめて海外一人旅をしたのだという。当時の思い出をたっぷりと話してくれた。
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――台湾は2度めと聞きました。初めて訪れたのはいつですか?
16歳のとき、一人旅で訪れました。最初は、岩井志麻子さんの『チャイ・コイ』を読んで、物語の舞台であるベトナムへ行くつもりでいました。
でも、まわりの人から「一人でベトナムへ行くのは心配」と止められて。当時は、どうしても一人で海外旅行してみたかったので、より近い台湾ならどうかなと。両親も心配していましたが、「どうしても行きたい!」と説得したのを覚えています。
――16歳ですごい決断ですね。実際に訪れてみてどうでしたか?
じつは、初日からすごい失敗が発覚しまして。ホテル代が現地払いということをすっかり忘れていたんです。
日本から持っていった旅の資金は約10万円。最初にチェックインしてホテル代を前払いしたら、手元の所持金は1万円と少しだけになりました。旅程の8日間をどうやって過ごしたらいいんだと。着いて早々に、ホテルの近くのタピオカ屋さんで大泣きしてしまいました。
でも、台湾の方は本当に優しくて、必死になって日本語と片言の英語で「困っています」と伝えていたら、その場にいた方が相談に乗ってくれて、日本からお金を送ってもらうにはどうしたらいいかがわかりました。
――痛恨のミスから一転、ドラマみたいな展開ですね。でも、初めての海外でお金がないとは……。
お金がないと何もできませんから、必死でしたね(笑)。翌日、1時間くらいかけて台北にある銀行へ行き、現地の方に助けてもらいながら、日本から送ってもらったお金を受け取ることができました。
もちろん、そこに至るまでは「本当に大丈夫かな」という不安でいっぱい。初日は涙の記憶しかありませんよ(笑)。
だけど、おもしろいなと思ったのは、人間はそういうときでもお腹が減るということです。半べそのまま、なけなしのお金を持って屋台へ行き、小籠包を食べていましたから(笑)。
――お金の心配がなくなってからは、楽しめましたか?
ホテルから見えた景色や路地の匂いなど、ひとつひとつを今でも鮮明に覚えています。ホテルは空港から近い桃園市にあったので、そこから毎日電車に1時間くらい乗って台北市内に行って、観光していました。
訪れる前から食べてみたいと思っていた「臭豆腐」(豆腐を発酵液に漬けて作る台湾の名物料理。独特のにおいがある)を買って、街中のベンチで「一人食レポ」したことも楽しかったです。「臭いと聞いていましたが、けっこういけます」みたいな(笑)。
いちばんの思い出の場所は、泊まっていたホテルの近くのカフェ。十字路に面した現代的なカフェなのに、目の前には壁に沿って洗濯物がたくさん干してある古い建物が並んでいて、その新しさと古さの入りまじった感じがすごく好きでした。よくテラス席に座り、本を読んでまったりと過ごしていたことを覚えています。
道路を眺めていると、バイクに乗ったおじさんが手を振ってくれたりして、そういう交流も楽しかったです。現地の方が話しかけてくれることもあって、「○○に行こうと思っている」と伝えると、行き方を丁寧に教えてくれたり、ときには一緒に来て案内してくれることもありました。
――寂しくて家族に電話したりということはなかったですか?
現地の方で日本語を話せる方もけっこう多くいましたし、LINEの翻訳機能を使えば会話も楽しめたので、寂しいと感じることはありませんでしたね。
一度、姉から電話がありましたが、せっかく海外に来たのに、現実に戻されるような気がして、それ以降は機内モードにして着信しないようにしていました(笑)。
でも、そこまで楽しめたのは、やっぱり最初に訪れたタピオカ屋さんのおかげなので、いつかお礼に行きたいと思っています。
――最初の旅のインパクトが大きいですが、今後行きたい国はありますか?
お仕事で海外へ行かせていただくようになってからは、一人旅はできていないので、また挑戦したいですね。20歳の大人になったので、以前諦めたベトナムにも。ドラマの『ゴシップガール』が好きなので、ニューヨークもいいなと思いますが、今はアジアに興味があります。
自分のクレジットカードを持つ大人になりましたし、どこへ行っても、今度は大丈夫なはずですから(笑)。
おぐらゆうか
千葉県出身 T167・B87W59H89 AB型 2017年4月にグラビアデビューするやいなや、完璧ボディで話題に。自身初のカレンダー『小倉優香カレンダーブック2019』(生写真特典つき)発売中。