芸人の千原せいじが、10月20日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)に出演、仕事の合間に立ち寄るという、大阪の難波にある飲食店「竜田屋」を紹介した。
「関西にならどこにでもある一膳飯屋。自分の好きなものを一皿ずつ取って、自分の定食が作れる。
メニューにないものとかも作ってくれる。日曜日でほかが閉まっているときとかに、(ここは)開いていることがある。『うどんすき作って』って言うと、『う~ん』と(面倒くさがりながらも)作ってくれる」
さらに、せいじが21歳のときには、女将さんとこんなやりとりがあったと明かす。
「まあまあ仕事が忙しく、飯が食えるようになってたとき。自分がホスト(招く側)で食事会をしなくちゃいけないことがあった。クレジットカードを持っていなかったから現金で払わなくちゃいけない。
竜田屋のおばちゃんに『今日銀行は何時までやってるの?』って聞いた。(女将に)『どうしたん?』(と聞かれ)『このあと飲みに行って払う立場やねん』と。
食事を済ませ店を出ようとすると、おばちゃんがお金を入れてるここ(ポーチ)から、『なんぼいるの? 10万? 20万? お兄ちゃんが恥かいたらあかんから貸してあげる!』って
ありがたい申し出とは思いながら、その場で断ったというせいじ。番組でスタッフが女将に直接確認すると、「あんまり覚えてない。言ったかもしれないし」とあっけらかん。「いまやったらこっちが貸してほしいけど」と冗談も飛ばしていた。
「恥をかかせたらあかんから」という女将さんの気遣いこそが、売れっ子になったせいじが、いまも店に通い続ける理由だろう。