LiLiCoを「女おごり番長」に育てた、あるレストランからの恩義

　タレントのLiLiCoが、11月3日放送の『人生最高レストラン』（TBS系）に出演した。

　番組冒頭で「女おごり番長」と紹介されたLiLiCoは「どんな名前だ（笑）。でも嘘じゃないかもしれない。（食事を）パン！　と終わらせるの気持ちいいじゃないです？　美味しいものを食べて最後に（誰が払うとか）ごちゃごちゃするのがすごく嫌」と発言する。

　気になる奢り相手であるが、竹内涼真、稲葉友らイケメン俳優によく奢るという。また、先輩である夏木マリに対しても奢ることがあるそう。

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　さらにLiLiCoは、「人生を変えてくれる番組ってある。その番組はスタッフをみんな呼んで全部ご馳走します」と説明。

　これに共演者から「昔の映画スターじゃないですか」とリアクションが入ると、「ジャングルポケットの太田（博久）さんからはマザーテレサって呼ばれています」と明かした。

　続いてLiLiCoは、六本木のスウェーデン料理店にて「年に1回ファンと一緒に飲み会をする」と紹介。芸能関係者のみならず、自分のファンにまで奢るらしく、イベントで出すビンゴ大会の景品も自ら用意すると語っていた。

　スタッフがお店のオーナーシェフにLiLiCoの印象を尋ねると「兄貴な感じです」と即答。

　また、よく通う別の店のマネージャーも「お姉さんというよりは姉御ですね。とにかく飲み方も食べ方も豪快」と評し、「タレントさんなのでお部屋を準備しているんですけども、声が大きすぎて他のお客様に気づかれてしまう」と暴露していた。

　気前のよさばかりが目立つLiLiCoの奢りエピソードだが、番組最後に紹介する店「しゃらら」は、その行動の原点とも言えるレストランだという。

　共演者に「どんな人を連れて行くのか？」と聞かれ、「私がおもてなしをされた場所」と語り始める。

「すごく苦しいとき。一人暮らしもできず事務所の床に住んでいた時代。私の知り合いがそれを（店主に）言ったら『お金いらないから、毎日ご飯食べていいよ』と。（代わりに）他のお客さんがいたら歌って楽しませて。（店主は）ずっと私にご飯を奢ってくれた。そのおかげでいま生きている。本当に助かった」

　番組では、店主に対し「いまはお金ないけど、私が有名になったら友達とか紹介するから。絶対売れるからそれまで待ってて！」と、宣言したという。この恩を忘れていないからこそ、自ら周囲の人々に奢り続けているのだ。