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笑い飯・哲夫「M-1の次は『本屋大賞』取ったる!」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.09 11:00 最終更新日:2018.11.09 11:00

笑い飯・哲夫「M-1の次は『本屋大賞』取ったる!」

 

 M-1グランプリの第2回から第10回まで連続で決勝進出を果たし、9回目の挑戦で見事グランプリに輝いた笑い飯。「ミスターM-1」笑い飯・哲夫が、今度は文学界のM-1を狙っていると聞き、元芸人インタビューマン山下が直撃した。

 

――初の青春小説を書かれましたが、ご自身の青春時代のお話ですか?

 

「自分でもなく誰かの話でもないんですよ。自分を入れているとしたら1%ぐらいです。全部想像です。

 

 

 僕の青春時代は、女の子に何人か告白されているので、モテなかったわけではないですが、自分が好きだった子にはダメでしたね。

 

 中学校のときに席替えがあったんですよ。黒板に席替表が書かれたとき、僕の好きな子の横になれたんです。でも、その子が女友達に『私の席の横を見てよ。最悪や』って言うたんですよ。『うわ、俺やん、めっちゃ嫌われてるやん!』と思って。

 

 でも、ちょっと待てよ。『横っていうことは、その子の右隣は俺やけど、左の奴が嫌なのか?』と思って、黒板の座席表を見直したら、その隣は窓やったんです(笑)。俺しかいてないやん!」

 

――ピンポイントで嫌われてしまった(笑)。今回の小説なんですが、本を読みなれていない僕にしたら、正直、情景描写が難しかったんですが。

 

「それ、三島由紀夫のパクリです(笑)。又吉(直樹)や西加奈子さんのも入ってて、要は自分の好きな文学の寄せ集めです。

 

 43歳になって気づいたんですけど、今までは、独創的だと自負していた人生だったんです。でも、人生の折り返し地点が来て、『結局、全部パクリやんけ。笑い飯もパクリやん』って。

 

 要するに何らかの影響はウケてるわけですから……それに年齢を重ねて、自分に素直になれるようなところに来たと思います。

 

 もし尖ってたら、『俺はお笑いしかしない』ってなるじゃないですか? でも、人生の折り返しだなと思ったら、その尖りもなくなってきました(笑)」

 

――M-1の次は文学界でも賞を狙ってるそうですが。

 

「一応、出版社の方と最初に本を出すときに『本屋大賞』は狙おうかという話はしました。

 

 3年ぐらい前、又吉と西加奈子さんと3人で飲んだことがあったんですよ。そのときに『うわ! すげえ! 芥川賞と直木賞を取った人やん! 俺、すごい席におらしてもらってるわ。俺は本を出したけど、何の賞もないからな~』と言ったんです。

 

 そのとき、又吉から言われたのが、『いや、漫才で一番すごい賞を取ってますやん』って。『でも、M-1はありがたいことやけど、本で並ばせてもらいたいわ』みたいな話をしたんです。だから何かの賞を取りたいなと」

 

 次回の「本屋大賞」は、2019年1月22日にノミネート作品が発表され、4月9日に大賞が発表される。はたして笑い飯・哲夫は漫才と本の二冠を制することができるのか?

 

※笑い飯 哲夫『銀色の青』(サンマーク出版)発売中

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