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COWCOW「あたりまえ体操」の快進撃は「いいね」4票で始まった

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.11.14 16:00FLASH編集部

COWCOW「あたりまえ体操」の快進撃は「いいね」4票で始まった

 

 2012年、R-1ぐらんぷり優勝の多田健二(ボケ)と、R-1ぐらんぷり決勝に5度出場している善し(つっこみ)の実力者同士が組んだコンビCOWCOW。彼らとは旧知の仲だという元芸人インタビューマン山下が、芸能生活25周年を迎えた2人を直撃した。

 

――25周年を記念した単独ライブを行うそうですが、お2人は、今回に限らず、毎年ライフワークのように単独ライブをやっているんですね。

 

善し「2008年から毎年やって、もう10年になります」

 

 

――テレビに出てるのは、単独ライブの動員を増やしたいからとおっしゃってましたが。

 

多田「単独ライブって、毎年やっていく限りは、お客さんを入れないといけない。そうなるとテレビに出ないと……。テレビの出方にもよるんですけど、ネタ番組にちゃんと出てるというのが大事です。だから、出してもらえるのはありがたいんですが、ドッキリで出てもライブの動員にはつながらないんですよ」

 

――そういう意味では「あたりまえ体操」のヒットは観客動員につながったと思いますが、最初はどうやって誕生したんですか?

 

多田「もともとは『あたりまえ説明書』という名前で、『右足を出して左足を前に出すと歩くことができます』っていう、僕のギャグの一個だったんです。それを相方が『あたりまえ説明書のギャグに音楽つけて、あたりまえ体操みたいに作らへん?』って言ったのがきっかけです」

 

――あたりまえ体操をどこで初めて披露したのですか?

 

善し「ネタ映像で競うコンテストがあって、そこで、あたりまえ体操を映像で作って出そうということになったんです」

 

多田「映像ができて、自分らでは面白いけど、あたりまえのことしか言ってないので、『これは本当に面白いのかな?』と不安になったんです。それで、相方が家で自分の子供にあたりまえ体操の映像を見せたんですよ」

 

善し「当時6歳と4歳だったんですけど、ふだんの僕らの漫才の映像を見せてもあんまり反応はよくないのですが、あたりまえ体操はめちゃくちゃ食いついて、何回も『見せて』って言われました」

 

多田「そのあと相方に会ったとき、『あたりまえ体操……売れるから』って言われたんですよ(笑)。売れることが確定したんです」

 

――いや、アンケートの数が少なすぎるでしょ(笑)。2票ですやん。2票で確定は早いでしょ!

 

多田「でも、震災の影響でそのコンテストが中止になってしまったんです。それで『あらびき団』(TBS系)であたりまえ体操をやらせてもらいました。そしたら、その放送でMCの東野幸治さんが『おっ! COWCOW売れたんちゃう!』って(笑)」

 

――3票目が入った!

 

多田「東野さんにそう言っていただいて、あたりまえ体操が産声をあげたという感じでした。それから僕がツイッターでつぶやいたら、当時メジャーリーガーだった松坂大輔さんが『僕もあたりまえ体操、大好きです』ってリツイートしてくれたんですよ。

 

――4票目、入りましたね。

 

多田「そこから、あらびき団と松坂効果で徐々に浸透していきました」

 

 あたりまえ体操の快進撃は、密度の濃い4票から始まったのだ。

 

※11月17日にルミネtheよしもとで、12月9日になんばグランド花月で「COWCOW 25th  LIVE」が開催されます。

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