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松重豊、ラジオにエッセイスト…「横文字仕事を増やしたい」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.17 16:00 最終更新日:2018.11.17 16:00
俳優の松重豊が、自身がホストを務めるレギュラーラジオ番組『深夜の音楽食堂』(FMヨコハマ)11月14日放送回で、最近の仕事と今後の野望を語った。
番組の冒頭トークで、『サンデー毎日』で月イチ連載「演者戯言(えんじゃのざれごと)」を始めたと報告した松重。
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「ぼくらは、芸能人を『ゲイノウジン』ではなく、『ゲイノウビト』と読みます。そして、自分たちのことは『演者』と呼ぶんです。
その演者の『戯れ言』ですね。写真も撮っていまして、このページは全部ひっくるめて責任をとっています」
同番組は、松重の芸能人生初のラジオ冠番組にあたり、毎回好きな音楽について、ゲストを迎えてトークするという内容。
『孤独のグルメ』シリーズ(テレビ東京系)が大ヒットし、俳優としてブレイクを果たした松重だが、役ではなく個人として発言をすることは非常に珍しい。
そんな初のラジオDJの仕事について松重は、『GQ JAPAN』WEB版(2018年8月30日)のインタビューでこう語っている。
「もともと音楽をやっていたので、若いミュージシャンと話をするのが楽しいです。
彼らは古い音楽から新しい音楽まで、時代も国境もボーダーレスに取り入れていて、僕が55年かけて辿った音楽のヒストリーをひょいと乗り越えている。いやぁ、音楽ってこれからすごく面白くなりそうです」
同インタビューでライバルを問われ、同世代の俳優陣ではなく、ザ・ブルーハーツ、↑THE HIGH-LOWS↓を経て、現在はザ・クロマニヨンズのボーカルとして活躍する甲本ヒロトを名指しした松重。10代のころ、下北沢の中華料理店のバイト仲間だった。
「ヒロトがどんどん先に行って、見えないところまで行ってしまった時期もあるんですけど……」
ライバル認定を受けた甲本は、デビュー以来一貫して、メッセージ性の強いロック音楽を奏で続けており、ミュージシャンの中にも信者がたくさんいるカリスマだ。
対する松重も、名脇役として味のある演技が評価されていたが、2012年、50歳目前で『孤独のグルメ』がヒットしたことで、距離を縮めた形だ。
松重は、ラジオの冒頭トークはこう締めた。
「いよいよわたくしも、俳優以外に、こうやってDJならびに、エッセイストという、横文字の肩書きを2つもくっつけたという。もっとつけたいですね。フォークリフト技能士とかね(笑)」
迎えた50代後半は、晩成したバイタリティとユーモアで勝負だ!