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登山家・三浦雄一郎、不摂生の極みからエベレスト登頂へ

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.20 20:00 最終更新日:2018.11.20 20:00

登山家・三浦雄一郎、不摂生の極みからエベレスト登頂へ

2013年のエベレスト登頂時(写真:Shutterstock/アフロ)

 

 世界最高齢エベレスト登頂記録の保持者で、登山家三浦雄一郎(86)が、11月14日放送の『梅沢富美男のズバッと聞きます!』に出演し、独自の健康法について語った。

 

 80歳でエベレスト登頂に成功し、これから南米のアコンカグアに挑戦するという三浦。

 

 

 健康にはさぞかし気を使って生きてきた……と思いきや、意外にも札幌に住んでいた60代直前には、ビールの飲み過ぎに加え、ジンギスカンの暴食と、不節制していたことを明かす。

 

 三浦は、当時をこう振り返った。

 

「身長164センチなんですけども、体重が90キロを超えた。病院に行ったら血圧も190を超えている。糖尿病に、腎臓もこのままいったら1年以内に人工透析。明け方に心臓が掴まれたように痛くなる、狭心症の発作まで起きた。検査を受けたら『このぶんじゃ余命3年ない』と言われた」

 

 そんな三浦が、一転して健康を意識するきっかけになったのが、プロスキーヤーである父・敬三氏の、99歳でのモンブラン滑走成功。そのとき、不健康の極みにいた三浦はこう決意した。

 

「親父がモンブランなら、俺はエベレストに登ってみよう」

 

 余命3年以下と告げられた状態から、どのように生活を変え、エベレストを目指したのか。

 

「まずメタボを治さなきゃいけない。この原因は、運動不足に飲み過ぎと食べ過ぎ。飲み過ぎも食べ過ぎもやめないで、運動しようと思いました。まず歩くことから始めて。ただ歩いているだけじゃ足の力はつかない。いま履いているこの靴は2キロあります」

 

 これには共演者も「スタジオでも鍛えていた?」「孫悟空と一緒」とざわめいた。続く密着VTRでは、三浦が普段の散歩で背負っているリュックが紹介される。

 

 米寿も間近の三浦は、「今日は軽い。だいたい15キロ」と涼しい顔。リュックの中には、手首や足首につけるトレーニング用の重りがたくさん。三浦は「ヘビーウォーキング」と呼んでいるそう。

 

   トレーニングの成果をスタジオでこう解説する。

 

「トレーニングを始めるまで、膝の半月板は1ミリもなかった。ちょっと人に呼ばれて、体の向きを変えただけでも、針で刺したように痛かった。それが、重りをつけて歩いて1年ちょっと経ったら、痛みがとれていた」

 

 トレーニングと並行して、血圧を下げるために食べ始めたのがサバ缶だという。

 

「週に4、5回サバ缶。納豆、卵、キムチ。これを全部混ぜる。けっこう美味しいです。体にもいいと思います」

 

 朝食でそのサバ缶メシを作るVTRが流れ、サバ缶をエベレストで食べるか、と質問する撮影スタッフに、三浦はこう答えた。

 

「缶詰なんかしょっちゅう持っていってますから。一番食べやすいし、飽きない」

 

 サバ缶メシを「元気の源の一つ」と発言した三浦。世界記録は、ヘビーウォーキングとサバ缶で作られていた。

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