エンタメ・アイドル
スプーン曲げの「清田益章」今だから語れる『ムー』と僕
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.25 16:00 最終更新日:2018.11.25 16:00
UFO、超能力、古代文明――40年におよぶ歴史のなかで、「ムー」はさまざまなミステリーの真相に迫ってきた。
一番最初に世間の注目を集めた特集は、1980年5月号に掲載された「超能力人間 清田益章 その秘密のベールをはぐ!」だ。
スプーンに加わった力を、東京都立工業技術センターが検証し、力まかせに曲げた場合と、超能力で曲げた場合で、わずかな差異が見られた。
「超能力人間」として検証を受けた清田益章氏(56)が、当時を振り返った。
「自分は、『ムー』とはもっともつき合いの長い日本人かもしれませんね。
小学生のころから『週刊ヤングジャンプ』や『non-no』など、いろんな取材を受けてきましたが、僕が高校生のときに創刊した『ムー』は教育出版の会社らしく、実験を中心とした取材でした。
超能力で曲げたスプーンを1000倍に拡大したり、スプーンにかかった力を測定したり。丁寧なぶん、超能力に対して、ある意味いちばん厳しかったかな(笑)。
いま、僕は『イノリスト(祈人)』として活動しています。今後は、『超能力』と『常能力』の垣根を越えた、能力全般の向上を探求していこうと考えています」
その後、1981年7月号で「世界を驚かせた奇跡の男 ユリ・ゲラー」が掲載された。清田氏いわく「彼はエンタティナーだった」そう。ブームから7年後、創刊11号めで、科学論文などを参照しつつ大真面目に検証している。
「ムー」は超能力を、エンタテインメントではなく、国家レベルの研究対象として取り上げていた。
「超能力には、念力テレパシー、透視、予知など、さまざまな力があります。一種のアスリートのように、ここの能力を分析する必要があり、米露中では、国家が超能力を極秘裏に研究しています」(編集長・三上丈晴氏)
きよたますあき
56歳 超能力少年として一世を風靡。現在は祈りを探求するイノリストを名乗っている
(週刊FLASH 2018年11月13日号)