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勝つぜM-1「スーパーマラドーナ」優勝したら1万円損するけど…
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.25 20:00 最終更新日:2018.11.25 20:00
初代王者の中川家をはじめ、敗者復活から優勝したサンドウィッチマンなど、数多くの人気芸人を世に送り出してきた、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」。
SmartFLASHでは、12月2日に行われるM-1グランプリ2018決勝に駒を進めたファイナリスト9組を総直撃。決勝まで、毎日1組ずつ紹介していく。
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3組目は「スーパーマラドーナ」。M-1が休止期間を経て復活した2015年から4年連続で決勝進出を果たし、今年がラストイヤーとなる(※M-1は結成15年以内が出場資格)。
「M-1世代に生まれたことを感謝している」とまで言い、M-1に燃える武智。かたや「相方だけが売れてほしい。決勝に行くとひとつ仕事が増えてしんどい」と、ユルく仕事することを望む田中一彦。見た目もメンタルも振り幅の激しい凹凸コンビだ。
――4年連続の決勝進出ですね。
武智 M-1用のネタの仕上がりがこんなにギリギリだったのは初めてでした。現段階でもまだ完璧には仕上がっていないし、このままでは勝てないと思うので、ここからですね。
田中 去年は敗者復活から勝ち上がったんですが、ストレートで決勝に行くよりしんどかった。どうせしんどい思いをするんやったら、初めから決勝へ行けた方がいいなって。
武智 なんでどっちもしんどいみたいな言い方やねん!
田中 本心なのでしょうがないんです。M-1って熱い漫才師の戦いじゃないですか。僕がしゃべると「もっとまじめにしてください!」と怒られるんですよ。思ってないからうまく言えないんですよね。
武智 一番M-1に燃えてる男と、一番M-1に興味がない男なんです。
――優勝したら賞金1000万円はどう使いますか?
田中 武智さんがネタを書いてくれているので、優勝したら「名誉をいただきました。ありがとうございます」代として1万円あげることになっているんです。だから優勝したら武智さんは1001万円もらえて、僕はマイナス。優勝しない方がマイナスにならずに済むんです。
武智 M-1チャンピオンの称号が欲しいだけなので、1000万円について考えたことがないんですよね。毎日のように同じファミレスでネタを書いていて、いつもドリンクバーだけで粘ってしまっているので、お礼の意味を込めて、店員さんの手間がかからずに高めのものを頼もうと思います。
――お2人は「座右の銘」ってありますか?
田中 「運も実力のうち」です。
武智 お前は「現状維持」やろ。
田中 そうや、そっちですね。
武智 「M-1グランプリ」が座右の銘。M-1という素晴らしい大会がある時代に生きていられることがありがたいです。
――特に世話になっている先輩芸人はいますか?
武智 “ミスターM-1” の笑い飯のお2人。特に西田(幸治)さんですね。西田さんはやさしいので、M-1の時期は誘ってこないんです。逆に僕から誘うと、「いいから今はネタ作りをやれ」って。決勝進出者発表の直後には「よかったな」とLINEもくれました。
田中 僕は “ミスター大声” のザ・ぼんちのおさむ師匠です。
武智 ミスター大声ってなんや!?
田中 家族ぐるみで仲良くさせてもらっています。最初にご飯に連れて行ってもらったとき、車で帰られる師匠をお見送りせずに帰ったんです。それが「面白いやつや」と気に入られたみたいで。そういうルールとかよくわからないんですよね。
――最後に、優勝へ向けての意気込みを!
武智 ラストイヤー、悔いなく全力でやり切ります。去年が超不完全燃焼だったので。優勝できる、できないは出番順や運にもよりますが、仕上がったネタをもって行くのは自分たち次第なので、そこは責任をもってやりたいです。
田中 優勝も大事ですけど、インパクトを残して絶対にギャラを上げてもらえるようにがんばりたいです。
武智 そうやな。オレがまた交渉に行くわ。
田中 お願いしまーす。
※「M-1グランプリ2018」は今田耕司・上戸彩を司会に、12月2日(日)18:34からABCテレビ・テレビ朝日系で生放送
取材&文/松田優子