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笑い飯・哲夫、予備校時代によしもと芸人に弟子入り志願

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.27 16:00 最終更新日:2018.11.27 16:00

笑い飯・哲夫、予備校時代によしもと芸人に弟子入り志願

 

 M-1グランプリの第2回から第10回まで連続で決勝進出を果たし、9回目の挑戦で、見事グランプリに輝いた笑い飯。今回は、笑い飯・哲夫の笑いのルーツからM-1への思いまで、元芸人インタビューマン山下が直撃した。

 

 

ーー最初にお笑いをやりたいと思ったきっかけは何ですか?

 

「子供の頃からお笑いは好きだったんですけど、いちばん芸人になりたいと思ったきっかけは予備校時代です。吉本の先輩のおかけんた・ゆうたさんが、僕らの予備校にラジオ収録に来られたんですよ。

 

 クイズ番組で、回答者が予備校生だったんです。それで僕が、大喜利の大オチ的なポジションをやらせてもらったんです。そのときに『やっぱりプロの仕切りってすげぇ』って感激して、ちょっとイタイですけど、その後すぐ『弟子にしてください』って言うたんです。

 

 そしたら『予備校で大学目指してる子が吉本に来たらあかんで! 大学行ってからでも遅くないから』って言ってくれて、その通りにしました。

 

ーー笑い飯の漫才といえば、ボケとツッコミが1回ごとに変わるという形が特徴ですが、あの形はいつできたんですか?

 

「一番最初はツッコミがなくて、漫才というより、2人で大喜利をしてただけなんです。他には合わせ芸みたいなのもやってました。たとえば、こんな感じです。
『田植えが待ち遠しいわ~』『田植えのことなんか考えるなよ』『そやな。こないだビリヤード行って、こうやって構えて、やってたら(田植えの動きになる)』『いや、お前、田植えが出てるわ!』って言うて、2人で声を合わせて『待ち遠しいわ~』って言うネタです」

 

ーーフレッシュな感じですね(笑)。今の笑い飯とは全然違いますやん。

 

「そうなんです。それから今の形になったのは2000年の7月ぐらいですね。その翌年にM-1が始まって、予選2回戦で落ちたんですけど、翌年は決勝まで行けました」

 

ーー2010年に優勝し、M-1を卒業した今は、M-1をどう見てるんですか?

 

「第1回目からずっと当事者で、いったん終わって再び始まった2015年は、審査員をやらせてもらったんです。だから冷静に見られたのが2016年と2017年のここ2回だけなんですよ。

 

 ここ2年の感想は『M-1って、めっちゃおもろいな』と思いました。あおりのVTRを自分が出場してたときは『いらん、いらん、いらん、カッコつけんでええねん』と思ってたんです。

 

 でも、ここ2年のM-1を見て『めっちゃカッコええ』って(笑)。めっちゃおもろくて最高ですよ。1年でいちばんおもろい番組ちゃうかと思います。

 

 だから今年もどんなコンビが決勝に来るか……。僕、いつも『どんなコンビが決勝に行くか?』って言わないんですよ。『来るか?』って言うんですよ。僕が決勝で待ちかまえてる体なんです。M-1の決勝の常連やったから、抜けた今でも、自分が決勝にいると思ってるんですよ。寒いでしょう(笑)」

 

 1年でいちばん面白い番組『M-1グランプリ2018』は12月2日に開催される。

 

※笑い飯・哲夫『銀色の青』(サンマーク出版)発売中

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