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勝つぜM-1「見取り図」優勝して地元駅にロータリー造るよ
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.30 20:00 最終更新日:2018.11.30 20:00
初代王者の中川家をはじめ、敗者復活から優勝したサンドウィッチマンなど、数多くの人気芸人を世に送り出してきた、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」。
SmartFLASHでは、12月2日に行われるM-1グランプリ2018決勝に駒を進めたファイナリスト9組を総直撃。決勝まで、毎日1組ずつ紹介していく。
8組目は「見取り図」。大阪よしもとの若手漫才師がしのぎを削る「よしもと漫才劇場」を拠点とする、決勝初進出のコンビ。美術教員の免許を持つリリーと、ラップを得意とし、リリーがジャケットを手掛けた曲を配信リリースした盛山晋太郎。本業の漫才はもちろん、多岐に渡る才能を見せる若手注目株だ。
――決勝進出おめでとうございます。発表されたときのお気持ちは?
盛山 発表の瞬間は大泣きしましたね。M-1の決勝ってホンマに出られるもんなんやって。
リリー 目立とうとすんなって。
盛山 “わざと泣き”であれだけ泣けたら逆にすごいやろ(笑)。
リリー マジで人生で一番の喜びかもしれません。具体的に「夢が叶った」ことが初めてなので。今もちょっとだけ疑ってます。夢見心地です。
――ほかのファイナリストで意識しているコンビは?
リリー 意識というか、イヤやったのはスーパーマラドーナさんですね。武智さんがよしもと漫才劇場に来て、毎日M-1の話ばっかりしてるんです。決勝までまたこれが続くのか……とゾッとしました(笑)。
盛山 話し終わってすっきりして帰っていくんですけど、翌日来てまたM-1の話をするんですよ。僕はトム・ブラウンですね。かき乱すと思うので。
――芸人になりたいと思ったのはいつですか?
リリー 笑い飯さん、千鳥さんが揃って出られたM-1グランプリ2003を見て芸人になりたいと思いました。岡山出身なんですが、ネタ番組がそんなに多くなくて、漫才を見るといえばM-1だったんです。あれは衝撃でした。
盛山 スカジャン着てヒゲ生やして。でもおもろいというインパクトがすごかった。どんな格好でも、漫才が面白ければそれでOK。これがお笑い芸人! 漫才師なんだ! って思いました。大阪の人間はみんな影響を受けていると思います。(M-1の話で)絶対に外せないです。
――「座右の銘」はありますか?
盛山 中国のことわざで「ヨーベイウーファン」。意味はわからんけど響きがいいなって。
リリー 訳して言えや! 僕は「毎日元気」で。
盛山 なんやそれ。小学校の玄関に飾ってあるやつや。
リリー 兄弟揃って半そで短パンで、小学校で有名やったんです。何事も元気が一番ですから!
――特にお世話になっている先輩芸人は誰ですか?
リリー 一緒に決勝に進出した、かまいたちの濱家(隆一)さんですね。酒が入ったらまあ偉そうに話すんですが、実はあの人、自動車免許を取りに行ったのに仮免で落ちて、教習所をやめてるんですよ。「いつも賢そうに振る舞っているけど、仮免で落ちてます」って絶対書いておいてください(笑)。
盛山 男で仮免落ちる人っているんやな(笑)。僕はアインシュタインの河井ゆずるさんです。いまSNSで「#ゆず立ち」が話題になっているかっこつけたがりの先輩で。河井さんの家には、読めるわけない英語の本がオブジェのように重ねてあるし、「酒のアテはピーナッツくらいしかないけどええか?」と言って、見たことないピーナッツが12種類くらい出されたりします。そういうところに憧れてます(笑)。
――優勝したら賞金1000万円はどう使いますか?
リリー 候補が2個ありまして。母子家庭なので母親にあげるか、キャバクラ三昧かのどちらか。今のところキャバクラが優勢です。
盛山 月とすっぽんや! 僕は地元の大阪・堺東駅のロータリーがものすごく狭いので、裏口にもロータリーを作ってあげたいです。
※「M-1グランプリ2018」は今田耕司・上戸彩を司会に、12月2日(日)18:34からABCテレビ・テレビ朝日系で生放送
取材&文/松田優子