エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

映画大ヒットで「フレディ・マーキュリー」伝説が多すぎる

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.12.04 11:00FLASH編集部

映画大ヒットで「フレディ・マーキュリー」伝説が多すぎる

写真・Shutterstock/アフロ

 

「感動しすぎて上映時間の8割、泣いていました。最終的にはけっこう大きな声で号泣してしまって……。ほんと素晴らしい、完璧な映画でしたね」

 

 そう語るのは、『さまよえる魂のための狂詩曲』(原題『ボヘミアン・ラプソディ』)、『自転車競争』(原題『バイシクル・レース』)など、クイーンの和訳ソングでヒットを飛ばした「女王様」ことパッパラー河合。

 

 

 ロックバンド・クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が、大ヒット中だ。絶賛の声が多数あるなか、公開直後から物議を醸しているのが「史実と違う」という指摘。

 

 たしかに、映画には脚色された部分がいくつか存在する。メンバーと対立したEMIレコード重役のレイ・フォスターは実在しないし、ボーカルのフレディ・マーキュリーがソロ活動を始めたとき、バンドは解散状態であったように描かれているが、実際はツアーを終えたばかりだった。

 

 とくに話題になっているのは、映画の終盤、フレディがメンバーにHIV感染を告白し、バンドが一致団結、チャリティコンサートの『ライヴ・エイド』(1985年)を迎えるというエピソードだ。音楽評論家の東郷かおる子さんが語る。

 

「そもそもフレディが自身の感染を知ったのは、『ライヴ・エイド』後の1986年から1987年といわれています。

 

 また、フレディが感染を伝えたのは、恋人のジム・ハットンと元恋人のメアリー・オースティンの2人だけで、そのころ、メンバーは知りませんでした。

 

 映画のクライマックスを『ライヴ・エイド』にするため、告白シーンを入れたのでしょう。私も、あれ? とは思ったけど、気にはなりませんでした」

 

 本作の音楽総指揮を務めた、現存メンバーの2人は、こうコメントしている。

 

「映画は事実に即しているべきで、甘すぎてはダメだし、観て楽しいものでなければいけない。それ以前に、おもしろいものであるべきだ。フレディもこれには同意してくれると思う」(ブライアン・メイ)

 

「この映画はだいたいにおいて真実で、同時に、じつにおもしろい。このバランスを取るのは大変だけれど、映画に関わったみんなのおかげで、ほぼうまくいったと思うよ」(ロジャー・テイラー)

 

 当人たちがエンタテインメントとして認めているのだ。史実云々より、伝説の数々を読んで、フレディに会いに行こう!

 

もっと見る
12

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る

エンタメ・アイドル 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事