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4年で3000万円貢いだマダムも「純烈」嘘から始まったデビュー

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.12.11 20:00 最終更新日:2018.12.11 21:15

4年で3000万円貢いだマダムも「純烈」嘘から始まったデビュー

左から小田井、後上、白川、酒井、友井

 

 紅白初出場が発表された男性アイドルグループ「純烈」。「夢は親孝行、紅白出場、全国47都道府県で歌うこと」を目標にしてきた彼らは、スーパー銭湯や健康ランドでのコンサートを主戦場とし、主に中高年女性からカリスマ的人気を誇っている。

 

 その「熱狂」の秘密を明らかにすべく、公演に写写丸が密着した。

 

「純烈の魅力は、とにかくお客との距離が近いこと、それから親しみやすさです!」

 

 開演間近、会場前の廊下で嬉しそうに話すのは、純烈の大ファンだという70代の女性Kさん。

 

「ファンになって4年、純烈のために300回近く公演に足を運んできました。CDは……1万2000枚以上は買ってますね。もうCDや関連グッズで部屋が1つ埋まっちゃうくらい。

 

 会場でCDを買うと、特典で公演後にメンバー5人と話しながら写真が撮れるんですよ。今日も6回分買っちゃいました(笑)。

 

 ですからね、彼らの紅白歌合戦初出場が決まったときは、本当に嬉しかったんですよ!」

 

 紅白初出場歌手決定のニュースで、初めて純烈を知った人も多いだろう。

 

 純烈とは、下は32歳から最年長の47歳までの男性5人からなる、中年のイケメンコーラスグループ。石原裕次郎、美川憲一といったレジェンドたちの曲を手がけた、作詞家の水木れいじ氏や作曲家の中川博之さん(故人)から期待を寄せられた、ムード歌謡界の新世代ヒーローである。

 

 メンバーの出自も異色だ。5人中2人が元戦隊ヒーロー俳優、2人が元仮面ライダー俳優、残る1人は業界未経験の元大学生。なかにはなんと、力士やジャニーズJr.の経験者も。

 

 そんなバラエティあふれるメンバーを集めたのは、子役俳優から芸歴をスタートさせ、『百獣戦隊ガオレンジャー』(2001年〜2002年、テレビ朝日系)でブラックを演じた、リーダー兼プロデューサーの酒井一圭(43)だ。

 

 酒井は、「事務所もレコード会社もデビューも決まってるから!」という口説き文句で、別の畑で活動していた4人を引き抜いた。もちろんそれは嘘で、そこから地道な下積み期間とかけもちアルバイトが待っていた。誘われたほうの4人に当時の心境を聞くと、みな口を揃えて「騙されたんです、あいつは詐欺師!」と笑う。

 

 初ステージはキャバレーの舞台。そこから各地の温泉施設の宴会ステージに営業を広げ、草の根的に支持を集めてきた。紅白が決まり、メディアからの出演・取材オファーが殺到するいまでも、「11年続けてきたこのスタイルは変えるつもりがない」と断言する。

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