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毎晩やりとりしてわかった「太田光はデリケートなブルドーザー」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.12.15 16:00 最終更新日:2018.12.15 16:00
「radikoプレミアム」で全国のラジオ放送が聴けるようになって、爆笑問題の太田光がハマったのが、『平成ラヂオバラエティ ごぜん様さま』(中国放送)だった。パーソナリティを務める横山雄二アナが、太田との交流を語った。
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太田さんが番組を聞いてくれて、『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で、僕のことを「横山って面倒臭そうだよね」とか言うんです。
僕も番組で「じゃあ聴かないでくれ」と返していたら、「俺は絶対、聞き続ける」って(笑)。そういう感じで関わり合いができたんですが、最近では毎晩のようにメールでやりとりしています。
太田さんの知的好奇心は常軌を逸しているくらいすごい。それに、昔あったことを忘れていない。仕事柄、一流のプロ野球選手やプロゴルファーの方に話を聞く機会が多いんですが、10年前、20年前の試合のことを「1球目はこうで、2球目はこうだった」「1番ホールの1打目はこだった」「6番ホールの2打目はバンカーに入れてしまった」というように、ことこまかに覚えているんです。
太田さんと話していると、似たような思いにとらわれます。
ついこの間も東京で会いました。そのときにこう言っていた。「お前は、放送で人が聞いて感動するようなことも言える。でも、俺は言えないからな」。傍若無人、天邪鬼的なキャラクターなので、あまりそういうことは言えないんでしょうね。
「横山は俺たちと同じように世間を諷刺したり、斜めからの物言いをするけれど、ここぞというときにはいい人に切り換えられる。俺たちにはできない。お前は本当に汚いヤツだよ」と。
本当はナイーブで傷つきやすい。少年のまま、大人になったようなところがあるんです。
太田さんの場合、周りがどう受けとめているのかをつかみながら前に進んでいるようなところがある気がしているんです。デリケートなブルトーザーというか(笑)、あのガラスのハートで芸能界をよく乗り切っているという。
ある意味、普通の人間に近い感覚をもっているんだけれど、それを見破られないように、あえて傍若無人、枠に収まらない自分であろうとしている。
最初のうち、ラジオで「横山、このヤロー!」とよく言われていたんですが、友達になりたい人間をいじめてしまいたくなるような……友達になりたい相手に対して、そういう対応しか知らない、不器用なところがある。基本、少年なんだと思うんですよ。