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森山良子が語る「泉谷しげると吉田拓郎のケンカ」伝説の真相

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.12.24 20:00FLASH編集部

森山良子が語る「泉谷しげると吉田拓郎のケンカ」伝説の真相

 

 昭和と平成の芸能界を駆け抜けた、歌手の森山良子。同世代の大物歌手との親交も深い。知られざる森山の「武勇伝」について、直撃取材を敢行した!

 

 その武勇伝とは、こういうものだ。

 

 

吉田拓郎泉谷しげるが若いころ取っ組み合いの大喧嘩をしたとき、森山が間に入って制止。その後、かなり強く叱られた泉谷が、今でも『(森山良子が)世界で一番怖い』と恐れている」

 

——この話は本当なんですか?

 

「いやん、もう〜。……本当なんだけど(笑)。

 

 ただ他人には言ってはいけない仲間内のことだから、私はずっと黙ってたんです。でもいつの間にか、その話が一人歩きするようになっていって、それで泉谷が私を『一番恐ろしい女だ』っていう話になってるんです。

 

 ムッシュ(かまやつ)の還暦のお誕生日での出来事だったんですよね。だからもう20年近く前の話かな。

 

 お互いに酔っ払って、言い争いから取っ組み合いになって、泉谷の拳が上がったところで、私がこう、間に割って入って、『あんたたち、やるんだったら、外でやりなさいよ』って言ったんです。だってそこはレストランで、他の人たちもいっぱいいたんですよ」

 

——怖くなかったんですか?

 

「全然怖くない。だって2人とも根がすごくいいやつだから。『やめなさいやめなさい』って言っても意味ないし、そう言うしかないじゃないですか。だって、やりたいんだから」

 

——やりたいんだから(笑)。

 

「さすがにそのときは言いませんでしたけど、なんなら厨房に行ったらいろんなものもあるしね(笑)。私は男たちがいい年して喧嘩するっていう、あの世代の文化はすっごい好きなんですよ。あのとき、スマホでもあれば撮っておけばよかった(笑)」

 

——肝が座っているんですね。

 

「私、昔からなんだか平気っぽいんです。昔はコンサートとかしてると、興行関係の怖い人たちが『誰に断ってやってんだあ?』って来るんですよね。それに対して『いえいえいえ、誰にも断ってませんよ』って言うと、『ちぇっ!』とか言っていなくなるんですよ。

 

 あと、危ない人のベンツが通ったときにふと『あ〜、ベンちゃんが通ってる〜』って言ったら、『俺の車のこと、ベンちゃんって言いやがって!』って怒鳴られたんですね。
 だから、『あら、私ジャガーに乗ってて、ジャガ子ちゃんって言ってますけど何か?』って返したら、これも『む、むむう〜』っていなくなっちゃった。そういう危ない人とも普通にしゃべれるんです」

 

——な、なるほど。

 

「だっていわれのないこと言われても、こっちにはこっちの生き方があるから。昔っから、会社の社長とかが偉そうにしてるとすっごいムカついてきて、みんなが敬語を使ってるなかで、『絶対に敬語使わない』って思ったりね。

 

 もともと上下関係を強調してくる人たちが好きじゃないんですよ。こっちはこっちの価値観があるから、みたいな。

 

 ミュージシャン仲間たちからよく『パンク精神の塊だ』って言われます。半分男ですから……いやほとんどかな(笑)」

 


もりやまりょうこ
1948年1月18日生まれ 東京都出身 歌手。1967年『この広い野原いっぱい』でデビュー。その後、『涙そうそう』『さとうきび畑』など数々のヒット曲を生み出す。2008年に「紫綬褒章」受章。2016年にデビュー50周年を迎え、1年間で100本を超えるコンサートを行った。女優、声優、ラジオDJとしても活動

 

※1月2日に日本武道館でライブイベント『清水ミチコ・森山良子 初夢フェス in武道館 〜ライブでアラモード〜』を開催
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