ラルフローレンの赤ワンピで凛と…広瀬すずに櫻井翔が合格印

　12月29日、東京・渋谷のNHKホールで、『第69回NHK紅白歌合戦』の初日リハーサルがおこなわれ、紅白の顔である司会の3人が揃って会見に臨んだ。

　2年連続2回めの総合司会を務める内村光良は、「1年ほんとに早いな〜。また、化物みたいなあの空間に立つんですね……身震いします」と感慨深げに語った。

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　一方、紅組司会・広瀬すずは、「司会というもの自体が初めてなので、『頑張る』とかじゃないような気がして。まずは紅組のみなさんと楽しめたらいいなと思っています」と肩の力が抜けている。

　11月におこなわれた司会者発表会見の際に、「司会の大先輩でもある内村さんと櫻井さんに、いろいろ教わりたいです」と発言していた広瀬。報道陣から「何を教わったのか」と尋ねられると、2人の男の顔を交互に見て、沈黙。

「いやそれは……」と、ちょっと慌てた様子を見せた内村を尻目に、白組司会で嵐としてアーティスト出場もする櫻井翔が、こともなげに話し始めた。

「いや、だって全然必要ないんですよ。会場でリハをしていたときも、すごく落ち着いていましたから。だって、いま聞きました？　『楽しくやりたい』って。

　それにさっきも打ち合わせをしていたら、すずちゃん、すごい数ライブを観ているんですよ。『この人も、この人も』って。すごく音楽に詳しい」

　嵐として紅白司会を経験し、他局の音楽番組で司会を務める櫻井をして、すでに合格点と言わしめる。そんな広瀬にも、一つだけ不安があるという。

「司会をしているときは、いろんなものを見てなくちゃいけないじゃないですか。お2人はいつも、どこを見ているんですか？　わたしは緊張してどこ見ていいかわからなくなると、ファーって上向いちゃう」

　櫻井が「いち音楽ファンとして、パフォーマンスを楽しんでいるかな」と回答すると、広瀬はすぐにピンときたように何度もうなずいていた。

　ちなみにこの日の広瀬は「ラルフローレン」の、色鮮やかな赤地に白と緑のライン、裾に柄が入ったワンピースと、司会者発表記者会見でも履いていたグッチの真紅のパンプスの出で立ちで登場。女性ファッション誌のライターが、広瀬の装いについて語った。

「個々のアイテム自体は、とても上質な大人の高級品です。ただ、若い人が合わせ方を一歩間違うと、途端におばさん臭さが出てしまう、難しいアイテム。

　広瀬さんは、モデルとして活躍されていたこともあって、スタイルがいいのはもちろんですが、髪型や身のこなし方、それに清潔なメークで、素晴らしいバランスが取れています」

　司会のプロにも、ファッションのプロにも太鼓判を押された広瀬。紅組の司会を見事つとめあげ、優勝に導くことができれば、主役として撮影に励んでいる朝ドラ『なつぞら』で、これ以上ないスタートを切れる。さあどうする、白組？