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ジャーナリスト失格と…安藤優子「容疑者との距離感」を反省
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.12.31 16:00 最終更新日:2018.12.31 16:00
安藤優子が、12月28日放送の『バイキング・ザ・ゴールデン』(フジテレビ系)で、平成の思い出の事件を振り返った。
安藤は1998年に起きた和歌山毒物カレー事件で、いち早く林真須美容疑者夫婦への取材を実現させた。「安藤さんだけに教えてあげる」と事件の目撃者の高校生の名前を告げられた。だが、くまなく取材したもののその高校生は存在せず、安藤は「翻弄してマスメディアを操作しようとしていた」と回顧。
さらに、真須美容疑者からフジテレビに安藤宛てに電話が来るようになり、「あなたたちのせいで外に出られない。あなたが食べ物を送って!」と何度も言われたという。安藤は「距離感を間違えた。ジャーナリストとしては失格だった」と反省した。
また、安藤は本庄保険金殺人事件で、容疑者から取材を受ける条件として高級ブランドのバッグと色紙にサインを依頼された。「できません」と拒むと相手から「インタビューもないわ」と言われたという。安藤は「金品を与えるわけではない」と仕方なくサインしたが、「当時は週刊誌に叩かれました」と振り返った。
国内だけでなく世界各地を訪ねて取材をしてきた安藤。産経ニュース掲載のインタビューでは、自衛隊のルワンダ難民救援派遣を取材した際、ほぼ裸で生活している現地の子供たちを見て、自然と涙が流れたという。「同情したのではなく、『どんな状況でも生きるだけで価値がある』というような、むき出しの命の力を感じたんです」と語っていた。
語学が堪能でビル・クリントン元大統領、マーガレット・サッチャー元首相などもインタビューしてきた安藤。それだけに還暦を迎えてなお、円熟味を増したジャーナリスト精神で『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)でキャスターを務めている。