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ギネス認定「THE ALFEE」を支えるファンたちの熱量
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.12.31 19:51 最終更新日:2018.12.31 19:51
師走恒例となったTHE ALFEEの日本武道館公演「THE ALFEE Best Hit Alfee Final 2018 冬ノ巻」が、23、24日の2日間行われ、1万8000人のファンが集まった。
24日はクリスマスイブにもかかわらず、アリーナから1階、2階席まで満席。50代以上の女性が圧倒的に多いが、20代30代の女性もかなり目につく。男性はというと、2割いるかいないかという存在。会場を埋めたのはキレイにお化粧した笑顔の女性たちだ。
オープニングから観客は総立ち。手を挙げ、リズムをとる。9000人の手が揃っている。光の演出が観客の心を踊らせる。
50分ほど経ったところで、坂崎幸之助が「みんなも座って、一息ついて」と話し出す。それまでファンは誰一人として座ろうとしなかったのだ。
ここでセレモニーが始まった。THE ALFEEはこの日、ギネス世界記録の認定を受けたのだ。
関西テレビ系「大阪国際女子マラソン」のイメージソングを、1987年から31年間担当してきた記録をギネスワールドレコーズに申請して、「同一国際スポーツ大会のテレビ放送における同一アーティストによる最多テーマソング数」が認められ、ギネス認定員から認定証を手渡された。
坂崎は「いやあ、ビックリしましたね。長生きするもんですね」とおどけてみせ、桜井賢は「THE ALFEEとしては初めてだよね。皆さんの応援があって取れたので喜ばしいことです」と真面目な口調で語る。
高見沢俊彦は「非常に厳しい審査をスタッフが総動員して……実は足りない映像もあったけど、関西テレビさんが提供してくださり、全員で努力して獲得したものです」と、感謝の言葉で締めくくった。
ギネス認定で、会場はおおいに盛り上がった。さらにステージでは、高見沢の自慢のギター、ゴジラ・ギターが披露された。ゴジラマニアが高じて1年がかりで製作されたもので、高見沢が所要するギターの545本目にあたるのだそうだ。
ここまでが報道陣が許された時間。この後は撮影できないので、みな撤収作業に入る。時計を見ると、コンサート開始からまもなく3時間になろうとしていた。
ステージはアンコールに入ったが、まだ3曲は残っている。スタッフの一人が「いつも3時間半のコンサートは普通ですよ」と話していた。
誰も帰り支度をしているファンはいない。ステージに夢中だ。
アルフィーは来年でデビュー45周年。武道館での公演本数94本、コンサート通算本数2715本は日本のグループとしては最多記録を更新中という。
アルフィーのステージの素晴らしさ、飽きさせないトークがファンを引き付けているのはもちろんだが、3時間でも4時間でも、楽しんでステージを支えるファンの凄さを、あらためて感じたのだった。(芸能レポーター・川内天子)