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純烈、残された4人が苦悶「まず傷ついた女性を守らねばと…」

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.01.17 09:01FLASH編集部

純烈、残された4人が苦悶「まず傷ついた女性を守らねばと…」

写真左から小田井、白川、酒井、後上

 

 1月15日、2018年末に『NHK紅白歌合戦』に初出場した、男性中年コーラスグループ「純烈」の会見が、都内でおこなわれた。本人たちが先だって予告していたこともあり、会場にはスチールカメラ15人、テレビカメラ14台、記者50人ほどが詰めかけ、異様な熱気を醸していた。 

 

 年明けに『週刊文春』が報じた、過去の交際女性との暴力・金銭トラブルにより、渦中の元メンバー・友井雄亮(38)が、1月11日にひとりで会見に臨み、グループ脱退と芸能界引退を発表したばかり。友井の声明発表後、初めて残りのメンバーが心境を語る場となった。

 

 疲れ切った面持ちで、会場入りした4人。純烈の発起人で、プロジェクト全体のプロデューサーも兼務するリーダー・酒井一圭(43)が、ゆっくりと確かめるように、言葉をつなげていく。

 

「お集まりいただきまして、ありがとうございます。友井雄亮の件につきまして、相手方の女性、ならびにご家族の方に多大なるご迷惑をおかけしたこと、改めてお詫び申し上げます」

 

 酒井の言葉に呼応するように、全員で深々と頭を下げる純烈の4人。続いて、ファン、関係者への深謝を述べる。

 

 

 メンバー全員と事務所スタッフで事実確認した結果、記事がすべて本当だったことを確認し、「これはもう引退するしかない」と、友井本人と同じ結論に至った、と説明した。

 

 会見を設けた意図は、「ご心配をおかけしている方、ご迷惑をおかけした相手方の女性、ご家族のみなさまへご報告をするため」だという。

 

 その酒井の言葉どおり、一貫して友井の「配慮・思いやり」の至らなさについて、残されたメンバー4人が、辛辣に、ときに寂しげに語りつつ、詫び続けた。見る者の心も痛むような、懺悔の90分だった。

 

 報道陣の質問が真っ先に及んだのは、純烈自体の進退について。リーダーの酒井は、即答した。

 

「純烈はこれまでの11年を、目の前の仕事をくださった方に、なんとか報いたいという思いで全力でやってきたグループです。こうして友井の件でご迷惑をおかけしたにもかかわらず、スケジュールを据え置きしてくださった関係者のみなさま、『そのまま4人で頑張ってくれ』とチャンスを与えてくれたみなさんがいて……。

 

 友井がすべて事実関係を認めた瞬間、『解散なのか?』ということが、もちろん頭の中でもよぎりました。でもやっぱり、健康センターを中心に応援してくださってるファンのみなさんを思うと、こっから僕ら4人で一致団結して頑張るところを見せていかないと。

 

 夢の紅白歌合戦出場を掴んで、これからどんどん全国にお礼を言いに行こう、という矢先でしたので、『そのお礼を言えないことはありえない』ということがありまして……純烈を解散するということはありません」

 

 結成から11年という長い下積み期間を共にし、公演では毎回アドリブで、息のあった「お家芸」のお笑いトークを繰り広げてきた。それだけに、「なぜほかのメンバーが気づかなかったのか」という疑問は残る。報道陣から、同じメンバーとしての責任について聞かれると、一様に「気がつかなかった、知らされなかったことが悔しい」と答えた。

 

  そんななか、今回の会見で、リーダー酒井の耳に、友井の「DV疑惑」が届いていたことが明らかにされた。それは、現在まで友井が養育費を払い続ける、前妻との離婚経緯についてだった。

 

「純烈を立ち上げ、白川(裕二郎)と小田井(涼平)さんが加入したあとのことです。知人に、次は誰を狙っているかと尋ねられ、『友井雄亮を入れたいと思っている』と告げました。

 

 するとその人から、『友井はDVが原因で離婚したというインターネットの書き込みがある』と聞きました。

 

 まさか、と思って『おまえ、こういう書き込みがあるけどやったのか』って本人に問いただしたら、『いや、やるわけないだろ、やってない』と。それをずっと信じてきた。

 

 でも、友井のせいで傷ついた女性がいることを本人から聞かされたとき、『じゃあ、あれは本当だったのか』と思ってしまった」

 

 純烈というグループ名には、「純粋であり、かつ強く正しく節操や分別があり、志を最後まで貫く」という意味が込められている。4人の純烈メンバーの「志」は、10年を超える期間、苦楽を共にした友井の一件で、大きく揺らいだ。

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