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カラテカ矢部『大家さんと僕』誕生秘話…相方が「俺のおかげ」と
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.02.10 11:00 最終更新日:2019.02.10 11:00
76万部を突破した大ヒット漫画『大家さんと僕』の作者・矢部太郎(41)と、コンサルタント会社を起業し、今や年商1億円の会社社長だという入江慎也(41)の副業成功コンビのカラテカ。
特に矢部は、コミックエッセイでの売り上げは歴代1位。タレント本では又吉直樹の『火花』、阿川佐和子の『聞く力』に次ぐ年間売上歴代3位という記録を打ち出した。そんな相方の大躍進について、入江はどう思っているのか。カラテカとは旧知の仲だという、元芸人のインタビューマン山下が直撃した。
――入江さんが最初に『大家さんと僕』を読んだときはどう思いましたか?
入江 こんなに大家さんに相談したり心を許すんだと思って驚きました。僕は矢部から悩み事とかを昔から聞いたことがなかったので。あと、面白いとは思いましたけど、ここまで売れるとは思いませんでした。
矢部 入江君は僕が大家さんと会っていることを、よく思ってなかったんですよ。
入江 矢部に「明日、ネタ合わせをやろうよ」って言ったら、「明日は大家さんと約束があるから」って言われて「なんだよそれ! それ行かなくちゃダメ?」って思ってました。大晦日も「大家さんと紅白を見て年を越すって約束してるから」ってスケジュールをNGにしてたんですよ。だから、カウントダウンライブとか僕ひとりで出てました。
――仕事より大家さんを優先しているじゃないですか!
矢部 大家さんはおひとりだから、ひとりで年を越すって相当な寂しさだと思うんですよ。それを考えたら「ライブがあるんで」とは言えなかったですね。
――よく、吉本に許してもらえましたね(笑)。まぁでも、その積み重ねが漫画になって、それが売れて吉本も儲かったから、結果よかったですけどね。
入江 僕は矢部が大家さんのために仕事を休んでたら「売れねぇよ!」って言ってたんですよ。そしたら、めっちゃ漫画が売れちゃったんで、何にも言えなくなりました。
――矢部さんは、いつごろ本が売れたという手ごたえを感じましたか?
矢部 本が発売された次の日には重版が決まったんで、「よかった」と思いましたね。そしたら入江さんも急に手の平を返すように「やっぱり、俺が漫画を描けて言ったからだ。よかったよね」って言ってくるんですけど、そんなこと言ってなかったですから(笑)。
入江 いやいや、俺が言ったんだよ! 俺は矢部に「もっと自分を表現して、お前は作品を出さないとダメだ。大家さんとの関係を作品にしろ」って言いました。
矢部 言ってないでしょ(笑)。入江君は、それをどこで言ったんだっけ?
入江 吉本本社の「わびさび室」。
矢部 もう部屋まで妄想が出来上がってるんですよ(笑)。だって入江君は僕が大家さんと食事するだけで怒ってたんですよ。出版社も入江君が探してくれたことになってるんです(笑)。
――入江さん、それは作りすぎでしょ! 入江さんはコンサルティング会社の社長でもあるわけですから、今後のカラテカをどうコンサルしていきますか? これは記事として書きますから、後から言った言わないになりません。
入江 矢部に漫画という価値がついたので、僕がたとえばCMの仕事を取ってきて、CMで使う絵を矢部に描いてもらうとか……。
――それは吉本の社員さんがする仕事ですから(笑)。他はないですか?
入江 2人とも独身なんで、どちらかが結婚してトークに幅を出したいです。お互いが独身だとエピソードが一緒なんですよ。
矢部 エピソードトークのために結婚するなんて、奥さんが聞いたら、いやでしょう(笑)。
※カラテカ単独ライブ「カラテカ メモリアルフェア『元友達』」2019年2月10日にGBGKシブゲキで開催