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篠山紀信「平成最後の写真集」モデルは元キャンパスクイーン

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.02.10 16:00FLASH編集部

篠山紀信「平成最後の写真集」モデルは元キャンパスクイーン

左から結城モエ、松井りな、高尾美有(写真・岩松喜平)

 

 キャンパスクイーン卒業生の結城モエ(慶応義塾大学法学部卒)、高尾美有(帝京大学経済学部卒)、松井りな(中央大学文学部卒)の3人が自ら企画し、アートの聖地「清春芸術村」(山梨県北杜市)を舞台に、篠山紀信にヌードを撮ってもらった。

 

 この作品「premiere」(小学館刊)が、篠山紀信の平成最後の写真集になるという。
 大学を卒業したばかりの彼女たち3人のプライベートを取材した。

 

 

――どんなサークル活動をされていたんですか?

 

高尾 旅行サークルです。チャラくないですよ?(笑)。あんまり飲み会がなかったので、大学があった多摩センターから横浜まで地図なしで歩いていく、とかそういう企画をやっていました。「人に聞けるのは3回まで」というルールを決めて。朝10時に出て、夜21時ごろにようやく着けました。

 

松井 私は児童館でボランティア活動をしていました。0歳から18歳までのコたちを相手するんです。勉強を教えたり、一緒にキャンプしたり、お祭りしたり、職員さんのサポートをする感じですね。いとこが10人いて、私がその中で上から2番目なので、ずーっと子供の面倒を見てきたので。子供と一緒にアンパンマンに出てくるコキンちゃん(ドキンちゃんの妹)の歌を歌ったりしてます。

 

結城 私もボランティアサークルで、ネパールに毎年行ってました。古くなった小学校を再建する活動です。1つの校舎を立て直すのに200万円かかるので、その資金を日本で集めてから現地に行く感じです。父親から新聞を読むように教えられたので、高校生のときに記事をスクラップしていたんです。興味を持ったのが世界の貧困記事だったので、大学に入ったら絶対ボランティアをしようと決めていました。

 

――バレンタインデーの思い出は?

 

結城 小さいころ、お母さんによく怒られてました。ガトーショコラとか、本格的なものを作ろうと張り切っちゃうんです。材料買うまではいいんですけど、途中で面倒くさくなっちゃって。9割は、お母さんが作ることになります(笑)。

 

高尾 私は恋愛に対して「猛突進」なタイプで、中学校のときに3年間で5回告白してフラれていた人がいたんですね。3年生のクリスマスに初めてデートに誘ったら、応じてくれて。一日中、駅で待ってたんですが、来てくれなかったんです。10時から18時ごろまで、1日中待たされて。でも、それでも好きだったんです。それで、翌年の2月14日に6回目の告白をしたら、OKをもらいました! でも半年後にフリました。

 

――え? どうしてですか?

 

高尾 高校に入ったら違う先輩のことを好きになっちゃって……(笑)。2個上の先輩とかがカッコよく見えました。

 

松井 小学校2年生のころに、両想いのコがいたんです。手作りですが、シンプルに、溶かしてハート形にしたものをあげたんですね。すると、ホワイトデーのお返しがブランドもののハンカチだったんです。「海老で鯛を釣ったね」ってお母さんからドライに言われました。それからも、私は毎年簡単なチョコをあげてました。

 

――卒業してから、改めて「女子大生」という存在をどう思いますか?

 

高尾 強いブランドだなーって思います。キラキラしていますね。ビールの売り子をやっていたのですが、お客さんの好感度が全然違いましたね。「どこの大学?」とか普通に聞いてきますし。

 

松井 「CanCam」みたいな赤文字系の華やかなイメージがあります。女子高校と大人のはざまというか、少女っぽくもあり、大人の階段も登っているみたいな。私はいわゆる「陰キャ」だったので、チヤホヤされる世界とは無縁でした。

 

結城 私はミス慶應のファイナリストに選ばれて、確かにいろんな人が寄ってきました。でも、そういうことで寄ってきた人ほど信用していなかったです。

 

――それぞれソロの写真集が昨年発売され、先日、3人バージョンのものが発売されました。3人で撮ってみていかがでしたか?

 

結城 個人の写真は私を見せればいいのですが、3人となると、そうもいかない。2人のことはもちろん、現場の皆さん、2人に抱いている気持ち、言葉をすべて合わせる必要がありました。正直私が「気持ちをぶつける」という部分が弱かったので、2人に引っ張ってもらったと思います。2人の関係がすごくよかったので、そこに私が入っていく感じだった。

 

高尾 振り返ってみたら、こんなに心からワクワクした世界はなかったです。この作品に対するそれぞれの思いが強かった。1つに向かっていく感じがすごかったです。1人1人が持っている力、個性を出さなければ成り立たなかった。100年、200年経っていても、美術館とかに展示されていたら嬉しいです。

 

松井 私はあまり協調性が無い方だったのですが、出したいものと遠慮しなきゃいけない部分を調節するのに苦労しましたね。皆で1つの作品になるという大切さを学べたんだと思います。

 

高尾 そういえば、この写真集の中で初めて役立ったことがあって。

 

――どんなことですか?

 

高尾 大学生のとき、乗馬ライセンスを取ったんです。近くにある府中競馬場に見に行ったら、馬が好きになってしまって。最近、競馬女子はたくさんいるので、個性を出すために「乗馬女子」になろうと。千葉県まで1カ月通い続けて、免許をとりました。でも正直、役立つところがないなーと思っていたら、当日に篠山先生が「今日、馬呼んだから」って。

 

 終始キラキラした目でハキハキと元気に答えてくれた3人。将来の夢も熱心に語ってくれた。写真集を起爆剤に、世界へ羽ばたくことができるのか。

 

※2月24日19時からSHIBUYA TSUTAYAで「premiere」発売イベントを開催

 

左から結城モエ、松井りな、高尾美有(写真・篠山紀信)

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