エンタメ・アイドル
M-1優勝「霜降り明星」賞金1000万円でも手取りは1人408万円
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.02.25 06:00 最終更新日:2019.02.25 06:00
確定申告の時期がやってきた。
「M-1」などのコンテストは芸人にとってチャンスであるとともに、賞金も大きな魅力だ。やはりこの賞金にも税金はかかるのだろうか。2018年に優勝したのは霜降り明星だが……。
「『事業所得』になります。お笑いという事業から生じた所得なので『一時所得』ではありません。一時所得は懸賞や福引きの賞金品、競馬などの払戻金、保険金の受け取りなどです」(税理士芸人「Gパンパンダ」星野光樹)
【関連記事:新幹線で乗務員が暴言「M-1王者・霜降り明星」に…】
M-1の賞金は1000万円。
「霜降り明星はコンビなので、1000万円を折半するとして、1人の取り分は500万円。源泉徴収されるのは、100万円までは10%で、同一人に対して1回に支払われる金額が100万円を超える場合、その超えたぶんについては20%です。
これに復興特別所得税2.1%が加わります。すると91万8900円が源泉徴収され、手取り金額は408万1100円となります」(元国税局職員の芸人・さんきゅう倉田)
優勝賞金はデカいが、1人につき90万円以上の税金がかかるのだ!
さんきゅうくらた
1985年生まれ 大学卒業後、東京国税局に入り、法人税の税務調査を担当。その後、お笑い芸人の道へ。著書に『読めば必ず得する税金の話』(総合法令出版)
ほしのこうき
1992年生まれ 早稲田大在学中に公認会計士試験に合格。税理士資格も持つ。2017年に同級生の一平と「Gパンパンダ」を結成。2018年「NHK新人お笑い大賞」を受賞
(週刊FLASH 2019年3月5日号)