業界人200名が極秘採点「勝ち組二世タレント9位」杏

　スターの親から引き継いだ、「知名度」というアドバンテージを踏み台に、芸能界で活躍する二世タレントたち。オーディションに行っても「予選免除」の特権もあるという彼らは、言い方を変えれば、「すでに業界の環境に慣れているため、予選が必要ない」ともいえる。

　とはいえ、そこはシビアな芸能界。いくらスターを親に持つっていても「勝ち組」と「負け組」が存在する。

【関連記事：「勝ち組二世タレント1位」小泉孝太郎】

　大手広告代理店のキャスティング部門では、数あるデータから、二世タレントの「オススメ度合い」をランキング形式にまとめた資料を作成し、クライアントに提示するツールにしている。本誌は、その極秘データを入手した。

　そのなかから、二世タレントの「勝ち組」を紹介しよう。第9位は、モデルで女優の杏だ。父は世界的俳優の渡辺謙、兄は俳優の渡辺大、さらに夫は若手人気俳優の東出昌大と、俳優一家である。

　15歳で『non-no』の専属としてモデルのキャリアをスタートさせ、2005年以降、ルイ・ヴィトンやアナスイなど、海外の高級ブランドのコレクションモデルも務めた本格派。

『Oggi』『25ans』といった有名ファッション誌でカバーモデルを歴任し、現在は40代女性向けのファッション誌『Precious』で表紙を飾っている。

 2016年に双子の女児を、2017年に男児を出産した3人の子を持つママタレントであり、子育ての影響か、いまは俳優活動をセーブしている。

 
 雑誌以外のレギュラーは、『世界遺産 THE WORLD HERITAGE』（TBS系）のナレーションと、趣味である本を語る番組『BOOK BAR』（J-WAVE系）という声の仕事を2本。

　父・渡辺謙の不倫・離婚など一連の騒動により、「流れ弾」の形で評価がダウンしかけたが、ちょうど出産・子育てで仕事をセーブしていた時期だったこともあり、傷は浅かった。

《評価》
・知名度：A
・親の七光り度：A
・成功度：A
・期待値：B+
・推定出演ギャラ（1本あたり）：CM／2700万円、テレビ／45万円

《評判》
「声の仕事（ナレーション）でも、台本をしっかり覚えてきている」（民放ディレクター）

「意外と江戸っ子気質で、現場で周りを盛り上げてくれた」（民放ドラマプロデューサー）