スターの親から引き継いだ、「知名度」というアドバンテージを踏み台に、芸能界で活躍する二世タレントたち。オーディションに行っても「予選免除」の特権もあるという彼らは、言い方を変えれば、「すでに業界の環境に慣れているため、予選が必要ない」ともいえる。
とはいえ、そこはシビアな芸能界。いくらスターを親に持っていても、「勝ち組」と「負け組」が存在する。
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大手広告代理店のキャスティング部門では、数あるデータから、二世タレントの「オススメ度合い」をランキング形式にまとめた資料を作成し、クライアントに提示するツールにしている。本誌は、その極秘データを入手した。
そのなかから、二世タレントの「勝ち組」を紹介しよう。第12位は、シンガーソングライターの森山直太朗だ。母はフォークと歌謡曲の重鎮・森山良子、父は歌手のジェームス滝、姉は元歌手の森山奈歩(お笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明の妻)。音楽一家の血筋であり、妻もピアニストだ。
楽曲『生きてることが辛いなら』の歌詞が「自殺を助長する」と非難を浴びたり、2015年10月から半年間「活動小休止」期間をとったりしたが、復帰後はシンガーとして安定した活躍。現在も、7カ月に渡るロングラン全国ツアーを開催中だ。
良子との「親子競演」ばかりか、義兄の小木ともラジオやバラエティなど共演し、きちんと笑いをとれるところが評価されている。
《評価》
・知名度:B
・親の七光り度:B+
・成功度:A
・期待値:B
・推定出演ギャラ(1本あたり):CM/1500万円、テレビ/40万円
《評判》
「テレビで見られない、『裏の部分』がけっこう面白い人」(民放編成担当)
「本当はバラエティーが大好きみたい」(制作プロダクションプロデューサー)