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『翔んで埼玉』描いたことすら忘れていたと原作者が笑うエンタメ・アイドル 投稿日:2019.03.08 11:00

『翔んで埼玉』描いたことすら忘れていたと原作者が笑う

 

 埼玉をディスりまくった映画翔んで埼玉』が好評だ。初日から3日間の累計で25万人弱を動員し、興行収入は10 億円を超えた(2019年3月5日時点)。映画の原作は、『パタリロ!』などで有名な魔夜峰央の同名マンガだ。

 

 1982年、『花とゆめ』で発表され、短編集に収録されるも未完のまま35年以上放置されてきた。だが、2015年に復刊されると、69万部を超える大ヒットとなる。
 魔夜先生がこう話す。

 

 

「まず復刊された時点で驚きでしたね。まったくワケがわからなかった。発表時はなんの反響もないまま埋もれた作品で、私も描いたことすら忘れていたんです(笑)。それがなぜかヒットしてしまった」

 

 作品では、東京から埼玉に対する蔑みが、ギャグとして全編描かれている。
「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」
「埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」 
 埼玉県人から感染する謎の熱病「サイタマラリア」など、ギリギリのネタも多い。

 

「あの当時はこの程度の暴言は普通だったんです。時代が変わり、今は冗談でも言いたいことが言えない世の中になった。それ故に、昔の私の作品が注目を浴びたのだと思います。『翔んで埼玉』はディスりに特化した作品なんで、特に目立つのでしょう」

 

 今の時代、こうした描き方は「炎上」してしまう可能性もあるが……。

 

「わりと許されていますね。私の作品では、キャラクターは悪意を持って悪口を言ってないんです。キツい言葉でも、あくまで愛のある冗談で、それを読んだ人が笑い飛ばせるというギリギリのラインを攻めています」

 
 それにしても、なぜそこまで埼玉にこだわったのか。

 

「本当にまったく記憶にないんです(笑)。あとでいろいろ考えてみると、私自身が埼玉に拉致されたような人生だったんです。新潟で漫画を描いていたら、売れて忙しくなってきた。そしたらアシスタントを雇わなければならなくなる。でも、アシスタントを雇って東京で暮らすにはお金がかかる。

 

 編集部に相談すると、『所沢に住みなさい』と指示された。ワケもわからず、言われるがまま所沢に住みました。近くには担当編集者や編集長まで住んでいて、もう拉致されて監視されている感じでした。そこで埼玉に複雑な感情が生まれたのかもしれません」

 

 そんな忘却の彼方にあった作品が、まさかの実写映画化となった。

 

「武内英樹監督が映画化しようと動いたのですが、監督ご自身も企画が通るか自信がなかったそうです。私も映画化のお話をいただいたときは、正直、『これを本気でやるのか?』と耳を疑いました。絶対に無理だと思ってましたから。

 

 ただ、企画段階で二階堂ふみさんとGACKTさんの名前があがったとき、『これはいけるかも』と感じました。GACKTさんのあの存在感なら、私の描いた巨大な虚構の世界観に太刀打ちできるかもと思ったんです」

 

 映画には、原作にないエピソードやアレンジも加えられている。

 

「映画化に関してはスタッフのみなさんを信頼してお任せしているので、脚本に関してまったく口を出していません。作品を観て、川をはさんで繰り広げられる埼玉と千葉の合戦シーンのバカバカしさは本当に素晴らしいと思いました。

 

 群馬の空をプテラノドンが飛んでいるという、特に深い意味のない背景の画まで、私の好きな世界観でした。武内監督と私の感性が非常に似た部分があるのかもと思いましたね」

 

 実は、劇中でカメオ出演している。

 

「あのシーンは、私だけでなく、妻や息子、娘と家族全員出演しているのです(笑)。私の前で踊っているのは息子、左右に立っているのが妻と娘です」

 

 この映画をきっかけに魔夜作品の読者が増えることを期待しているという。

 

「私の漫画の存在を知らない方も多いと思うのですが、私の世界観が好きだと思ったら、ぜひ作品も読んでほしいですね。はっきりいって『翔んで埼玉』みたいな同じ世界観の作品ばかりですから、楽しめると思いますよ(笑)」

 

まやみねお
 1953年3月4日生まれ。新潟県出身。1973年『デラックスマーガレット』でデビュー。1978年『パタリロ!』でブレイクし、外伝を含めると100巻以上の人気シリーズとなる。2015年に復刊された『このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉』(宝島社)が70万部のベストセラーに。

 

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