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【ヒット夜明け前】霜降り明星・粗品、フリップネタ10年の試行錯誤エンタメ・アイドル 2019.03.14

 

『R-1ぐらんぷり2019』(関西テレビ・フジテレビ系)で、総エントリー数2542名の中から、霜降り明星・粗品(26)が得意のフリップネタをヒットさせ、優勝を勝ち取った。  

 

 26歳での優勝は「M-1グランプリ2018」(ABCテレビ・テレビ朝日系)に続きR-1でも史上最年少。さらにM-1、R-1の2冠達成も史上初と記録づくしの優勝となった。

 

 

 そんな順風満帆に見える粗品の芸人人生だが、決して平坦な道のりではなかったという。芸歴は8年でまだ浅いが、2009年、高校1年生のときから、フリップネタで今年まで休むことなくR-1にチャレンジし続けていた。 

 

「僕の初舞台はR-1なんですよ。でもそのときの記憶が一切ないです。僕、ヤバい奴ですね。資料を見たら1回戦敗退になってるので、もしかしたらスベり過ぎて、脳が勝手に記憶を消去したのかもしれません(笑)」 

 

 そこから予選を6年連続で落ち続けた。しかし、2015年に最大のチャンスがめぐってきた。 

 

「2015年の復活ステージのときに、めちゃくちゃウケたんですよ。ネタの最後に『ありがとうございました』って言いながら頭下げたんですけど、そのときにうれしくて、泣いてましたから。

 

 それで控室に戻ったら、芸人みんなが拍手をしてくれまして。絶対決勝に行けたと思ったんですけど、ダメだったんです。『こんだけウケてあかんのやったら、やめたろう』と思いました。そのときは正直R-1を恨みましたね」

 

 この年はM-1でも3回戦で敗退してしまい、コンビで涙したという。相方のせいやと『芸人やめようか』という話をしたり、ボケとツッコミを逆にして大スベりしたりと、コンビとしても、どん底状態だった。 

 

 そこからなんとか思いとどまり、粗品は初舞台からやり続けていたフリップネタをやめて漫談に替えることを決意した。

 

「漫談の自信ネタができたので、作家さんにアドバイスをもらおうと思ってネタを見せたら、『いや、フリップの方がいいな。このネタやったら準決勝も行かれへんのちゃう』ってズバッて言われて。自信ネタを否定されたんで、悔しくて泣きました」 

 

 結局、作家の意見を取り入れ、その年もフリップネタで挑んだ。

 

「その年の準決勝で、めっちゃウケて『ありがとうございました』って言うたときに、また僕、泣いたんですよ。『フリップに戻してよかった』と思って。それでも、また決勝に行けない。そんなことの連続で、何をやってもダメだったんです」

 

 しかし、10回目の挑戦となる去年のR-1ぐらんぷり2018で念願の決勝進出を果たす。

 

「今まで落ちてたのをR-1のせいにしてたんですけど、『やっぱり僕が悪かったんやな』と思いましたね。今まではフリップに書いたイラストにツッコんでいく、羅列のネタだったんです。

 

 けど、去年は、着物を着てネタの冒頭で『つっこみカルタというのを考えてきました』って言って、パッケージを作ったんです。そしたら、初めて決勝に行けました。『こうしたら受け入れられるんや』と思いましたね」

 

 そして、今年は見事チャンピオンに輝いた。今年のネタは高校生の頃からやっていたフリップネタの集大成だったという。

 

「昔からパジャマを着てやってたんですが、今年は、パッケージとして初めて、ネタの頭に『夢って変ですよね』って言うようにしました」

 

 パジャマを着ている理由を入れたのだ。しかし、これまではワケがわからないことを毎年ネタの冒頭に発していたという。

 

「毎年、ネタの1枚目のフリップに『こやけ』って書いていて、吹き出しにして僕から出ているようになってるんです。『どうも粗品です。お願いします。こやけ』って言うてからネタを始めてたんですよ。

 

 要はそれを挨拶ギャグみたいにしてたんですけど、マジで、これがいらんかったです。それをやめたら、すぐに決勝に行けました(笑)」

 

 M-1とR-1の二冠を達成した瞬間、ことあるごとに泣いていた彼の眼に涙はなかった。「R-1で経験したイヤな思いはR-1でしか“仕返し”できない」と言っていた粗品は、見事10年間のイヤな思いを仕返し、晴れやかな気持ちで優勝を迎えたのだろう。

 

 霜降り明星・粗品の「ヒット夜明け前」には、フリップネタを10年間も試行錯誤した悔しい思いがあったのだ――。

 

●取材・文/インタビューマン山下
 1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・お笑い記者

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