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アイドルだから素材は自分「香取慎吾」ぼくの心音を感じて!
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.03.18 16:00 最終更新日:2019.03.18 16:00
元SMAPで「新しい地図」の香取慎吾(42)が、東京・豊洲の劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、日本初となる個展「サントリー オールフリー presents BOUM! BOUM! BOUM! 香取慎吾NIPPON初個展」を開催している。
オープン前日の3月14日、プレス発表会に登壇した香取が、自身のアートのユニークなコンセプトを語った。
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「ぼくのアートには『ぼく』が詰まっているんで、ぼくが絵を描くことを知らなかった人にも、『ああ、慎吾ちゃん絵を描くんだ』って思っていただきたいです。内臓が見えるアートだったり、遺伝子が見えるアートだったりを通じて、ぼくをより近くに感じてもらえたらなと思ってます。
今回の個展は、『ぼくの体の中』に入ってほしくて作ってるんですけど(笑)、アイドルなんで、自分が素材なんですよ。自分が表に立ってステージに立ってきたけど、ぼくが描く絵も『ぼくがモチーフ』というか。やっぱり、いろんな部分を見てほしいんですよね。
いままでもずっとそうだったけど、いろんなぼくを知って欲しくて、いろんな活動を通じて発信し続けてきて。それを見てくださった方からの声で、またこっちが力をもらえる。
そしてアートの中では、それをより深いところまで見せられるというか。本当はいままでもこのぐらい見せたかったんですけど、その場がなかった。
この数日間は、ずっとここでオブジェの色を塗ったりとか、本当に自分の家のようにここで過ごしたんです。自分の作品に囲まれているこの空間が、いま一番居心地のいいところです。
だから今日、マスコミのみなさんがここにいてくださるのが、すごい変な感じ。『自分の家に、たくさん取材の人入って来ちゃった』みたいな(笑)」
自身のアート活動を、巨大なオブジェの前で語る香取。この作品群こそ、個展のタイトルにもなっている新作「BOUM! BOUM! BOUM!」だ。
「このオブジェは、前に描いた『HEART BEAT』という絵の模様を貼っているんですけど、まず紙粘土で立体を作りました。作っているときに、心音を録音するリスト(バンド)をつけて。
オブジェに触ると、作ってるときの『ぼくの鼓動』が感じられるようになっているので、耳をつけてもらえると、作っているときのぼくの心音を感じることができます。ぜんぶ見てもらいたいから、心臓の音まで聞いてほしいんですよ。オブジェって、あんまり触れたりしちゃいけないものもあるんですけど、これに関してはガンガン触っていいんです。
ほかの新作も、体にまつわるものが多いですね。自分が約10年ぐらい貯めていた『切った髪の毛』を使ったものとか。あと、自分の黒眼の写真を撮って、その周りに絵を描いたものとか。それは、黒眼の部分だけ大きくしてみたり。
それから、歯のオブジェがあるんですけど、それは自分の歯型のマウスピース。歯ぎしりがひどいみたいで、歯医者さんから『これを着けてください』と言われていながら着けたことのないマウスピースがあったんで、それを元に自分の歯型を大きい造形物にしました」
個展は3月15日から、1期、2期、3期と続き、6月まで。
「それまでに新しく作って、増やせるものは増やしたくて。いままた、数日前に唾液を採って、DNAの採取をしました。それに関する作品も、2期めか3期めで増えると思います」
髪の毛を使った作品は「くろうさぎ」という題で、大きな額内の中央に、香取の髪の毛がうさぎ型に詰め込まれ、貼り付けられている。黒眼の絵画は、吸い込まれそうなブラックホール調の瞳の周りに、抽象的な模様が描かれている。そして歯のオブジェは、人が3人並んだくらいの幅がある石膏のマウスピースに、色とりどりの絵の具で色付けが施されていた。