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竹内まりや「故・岡田有希子さんともう少し話せていたら…」

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.03.29 16:00FLASH編集部

竹内まりや「故・岡田有希子さんともう少し話せていたら…」

竹内まりや40th特設サイトより

 

 竹内まりやが、3月26日放送の『竹内まりや Music&Life~40年をめぐる旅~』(NHK総合)に出演した。

 

『シングル・アゲイン』『毎日がスペシャル』『駅』など数々のヒット曲を世に送り出してきた竹内。夫で音楽のパートナーである山下達郎について、竹内はこう明かした。

 

「聞かれるんですよ。『日常も、音楽制作もずっと一緒にいっぱなしで疲れませんか?』とか『反目し合うことないですか』って。でも、夫婦で一緒に仕事をするから疑問をぶつけられることもあって、プラスのことがいっぱいあるんですよね」

 

 

 番組では、山下から竹内が生み出す楽曲の魅力を語るボイスメッセージも寄せられた。

 

「竹内まりやが、40年間続けてきた音楽スタイルは、どなたにでも受け入れていただける、いわゆるミドル・オブ・ザ・ロード・ミュージックです。

 

 そんななかでも、時代のトレンドにはできる限り媚びず、追随せず、その先の普遍性というものを常に模索してまいりましたので、30年前の作品でもそれほど古びては聞こえません」

 

 竹内の楽曲の魅力を語った山下はさらにこう続けた。

 

「何よりすべての作品に通底しているのが、人間存在に対する強い肯定感です。この考え方が、浮き沈みの激しい音楽シーンのなかで、長く受け入れられてきた最も大きな要素であると私は考えております」

 

 山下は、竹内が数々の楽曲提供を行ってきたことも称賛。そのなかでも、竹内は今回、33年前に18歳で他界した歌手・岡田有希子さんへ提供したデビュー曲『ファースト・デイト』をセルフカバーした。

 

 当時を振り返り、竹内は「一口坂のスタジオで有希子ちゃんがやって来て『初めまして』って言ってた笑顔とか、 その着てた洋服とかも思い出します」と回顧。

 

 18歳で自ら命を絶った岡田さんに「もうちょっといろんなことを話せたらよかったのにな、って後で思いましたけどね。もしあの頃いろんな悩みとかそういうことを聞けてたら、なんか違ってたのかなとも思いました」と無念さを明かした。

 

 これまでも岡田さんに提供した曲をセルフカバーすることを考えたが、「思い入れが深いぶんだけ逆に歌えなくて」と吐露。だが、「もう33回忌。やっと有希子ちゃんのメロディーを歌える気持ちにはなれたって感じですかね。天国で彼女が聴いてくれたら喜んでくれるかなと思いながら、一生懸命歌ってみよう」と決意したことを明かしていた。

 

 日本が誇る天才アーティスト夫婦の2人だが、『山下達郎のサンデー・ソングブック』(TOKYO FM)では、ときおり夫婦対談を披露。2018年12月30日の放送では「年忘れ夫婦放談」を行った。

 

 リスナーからの「好きなラーメンは?」の質問に竹内は「私、けっこう味噌好き」と答えると、山下は「私はとんこつです」と告白。竹内が「そうだったっけ? しょうゆじゃない?」と聞くと山下は「違います! とんこつです」と強調。さらに最近はさっぱりした「ベジタリアン用のラーメン」も好みだと話していた。

 

 また、パチンコの景品でCDを聞いたというエピソードが寄せられると、竹内は「達郎も、パチンコでよくレコードの景品もらってたね」と言い出し、山下は「浪人のころはですね。お金がないですから。あの頃はパチンコ店に新譜が置いてあったんです。それが欲しいんで、必死に……っていいんです(笑)」とノリツッコミを披露。

 

 続いて「年越しやお正月に食べる物」について竹内は「ウチは、出雲から送られてくるおそばを年越しに食べて、お正月には、達郎の母から伝授されたお雑煮を必ず食べます」と気さくな素顔を明かしていた。

 

 色褪せない上質な音楽を届けてきた夫婦。その裏には、フランクで明るい夫婦の支え合いがあったようだ。

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