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吉本芸人が明かすイチローの素顔「一緒にトレーニングしたら…」

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.03.30 11:00FLASH編集部

吉本芸人が明かすイチローの素顔「一緒にトレーニングしたら…」

 

 先日、現役を引退したイチロー吉本新喜劇の大ファンで、劇場に何度も観劇しに訪れている。新喜劇メンバーともプライベートで交流があり、なかでも特に親交が深いのが中條健一(54)である。いつも全身グリーンのスーツを着ていることから、「アスパラガス」といじられるやりとりが人気だ。

 

 中條の大学の先輩が、当時イチローが在籍していたオリックスのマネージャーをやっていたことから紹介され、以来20年以上の付き合いとなる。

 

 

 そこで、元芸人のインタビューマン山下が、中條健一にイチローの素顔を聞いた。

 

――中條さんはイチローさんのことを鈴木君と呼んでいるそうですが、最初のきっかけは?

 

中條 鈴木君は昔は中條さんと呼んでくれていたんです。でもあるとき、僕が桂文枝の弟子やと知って、鈴木君が文枝のものまねで「おい! 中條!」って呼び捨てで言ってきたんです。僕も「鈴木!」って呼び捨てで言い返そうと思いましたが、つい『君』をつけてしまいましたね(笑)。そこからです。

 

――イチローさんのオーラで、冗談でも呼び捨てにできなかったんですね(笑)。中條さんがイチローさんの引退に対して、「また神戸で自主トレされるでしょうから」とコメントしてましたが、イチローさんは引退後も神戸で自主トレをやるんですか?

 

中條 取材の後に自主トレをやるのかどうかメールしたら、「もう自主トレはやりませんよ」って言われましたね。でも「草野球をしますので、どうぞご参加ください」って言われました。

 

 だから、会見で草野球を極めると言ってたのは本気なんでしょうね。オリックスの田口壮コーチはキャッチャーをやるって言ってましたし。

 

――すごいメンバーですね。中條さんは、イチローさんがシーズンオフのときの練習に参加されていたんですよね?

 

中條 最初は座長の川畑泰史君と球拾いを手伝うぐらいだったんですが、年々ハードになって(笑)。ある年には「ランニングをやりましょう!」次の年には「ベースランニングいきましょう!」って言われて、また次の年には腹筋、腕立てもやって、へとへとになりました。

 

――それはハードですね。

 

中條 神戸の球場の横に100段階段というのがあって、そこを上り下りするトレーニングをやることになったんですよ。「何回やるんですか?」って聞いたら「今日は28回」って言われたので、それは無理やから、1回ずつ休ませてもらうことにしたんですよ。

 

――要はイチローさんの半分の回数ということですね。

 

中條 そうです。それでも途中でしんどくなって、バレないだろうと思い2回連続で休んだんですよ。そしたら鈴木君に「中條さんと川畑さん2回連続で休んだよね。次、2回連続でやって」って言われて。「ちゃんと見てたんかい!」と思いました(笑)。

 

 鈴木君が劇場に来たときの顔と、一歩グラウンドに入ったときの顔は、表情が全然違いますね。僕らに対してでも、グラウンドに一歩踏み入れたら「真剣にやるよ」って感じです。

 

――劇場に来たときに印象に残っていることはありましたか?

 

中條 見に来られたとき、少し騒ぎになりそうだったことがあり、僕が「舞台の袖から見たらどうですか?」って言ったんですよ。そしたら「いや、それはダメです。そこは僕が入るところじゃない。客席から見ます」って。

 

――舞台の袖は芸人さんの神聖な場所だから、遠慮したということですかね。

 

中條 そうですね。ロビーに芸人がくつろぐソファーがあるんですが、そこに座るようにすすめても、「ここはタレントさんの聖地だから座りません」と、絶対に座らなかったです。

 

 その立ってる間、ずっと、つま先立ちの屈伸運動をやってました。常にトレーニングというのが頭にあるので、多分無意識のうちにやってたんでしょうね。

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