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親交20年の芸人が明かすイチロー「うずまきパンが好きで…」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.04.01 06:00 最終更新日:2019.04.01 06:00
現役を引退したイチローは、吉本新喜劇の大ファンで、劇場に何度も観劇しに訪れている。新喜劇メンバーともプライベートで交流があり、なかでも特に親交が深いのが中條健一(54)である。いつも全身グリーンのスーツを着ていることから、「アスパラガス」といじられるやりとりが人気だ。
中條の大学の先輩が、当時イチローが在籍していたオリックスのマネージャーをやっていたことから紹介され、以来20年以上の付き合いとなる。
そこで、元芸人のインタビューマン山下が、中條健一にイチローの素顔を聞いた。
――中條さんはイチローさんと、ご飯に行ったりするんですか?
中條 2、3度ですが、牛タン屋さんに行ったりしました。
――アスリートだから、イチローさんが食に気を使ってるな、と感じた面はありましたか?
中條 ほぼ肉しか食べてなかったと思いますが……。
――それは意外ですね。
中條 朝、球場で、新喜劇の宇都宮まきちゃんと鈴木君(中條さんはイチローさんのことを鈴木君と呼ぶ)を待っていたら、コンビニで買ったうずまきパンと、いちごミルクジュースの入ったレジ袋を振り回しながら現れて、「これが美味しいんだよ」って言ってました。
まきちゃんが「それが朝食ですか?」って聞いたら、「これが朝ごはんだよ」って。まきちゃんが「朝ごはんは銀のお盆にのったようなホテルのルームサービスとかじゃないんですか?」って言ったら、「食べないよ。 朝はうずまきパンだよ」って(笑)。
――めちゃくちゃ意外ですね! ストイックそうなイチローさんが、まさか砂糖たっぷりの、うずまきパンが好きだとは(笑)。ルーティーンで毎日カレーを食べてるって、よく聞きますが……。
中條 シアトルにいるときはそうらしいです。でも、大半はロードなので外食だと言ってました。ピザが好きみたいで。あと、「最近はソーメンだよ」って言ってるときもありました。だから、別に食べ物は意識してなかったですね。
――イチローさんは新喜劇のギャグに詳しいと聞きましたが。
中條 ほぼほぼ全部のギャグを知ってるでしょうね。一番のお気に入りは竜じぃ(74歳で亡くなった井上竜夫)です。途中、寝てしまうギャグがあるんですが、竜じぃが登場して来たら、すぐに「出たよ!寝るよ!」って、お客さんより先にめっちゃ笑ってました(笑)。
――それ、先にギャグを言っちゃう新喜劇好きの子供のような観かたですよ。完全に童心に帰ってますね(笑)。
中條 竜じぃを一回オリックスの練習に連れて行ったんです。それで鈴木君がバッティングゲージに入って打っているときに、仰木監督が僕らを、そのゲージ裏に呼んでくれたんです。そしたら、竜じぃが仰木監督と昔の話でめっちゃ盛り上がってしまって、鈴木君のバッティングを全然見ないんですよ。
――いや、もったいない!
中條 鈴木君は「うるさいな」って感じで、たまに後ろを見てましたけどね(笑)。
――井上竜夫さんは、イチロー選手より仰木監督に食いついてしまったんですね。
中條 そうなんですよ。それで練習が終わって、鈴木君が「席も用意してるんで、この後、試合を観て行ってください」って言うたら、竜じぃが「いや、この後は焼肉を食べに行くので、帰らないとあきませんねん」って。それを聞いて鈴木君が、ホンマにズッコケてました(笑)。
でも、竜じぃが亡くなられたニュースが報道されたら、アメリカから「残念です……」とすぐにメールをくれました。すごい優しい方です。