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クセの強いウイスキー好き「亀田興毅」がKOされたこの1杯
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.04.02 16:00 最終更新日:2019.04.02 16:00
いま、空前の「ジャパニーズ・ウイスキー」ブームが到来している。2009年に「角ハイボール」が流行したのをきっかけに、2014~2015年は、NHKの朝の連ドラ『マッサン』が後押し。サントリーの「山崎」「白州」といった、国産シングルモルトも国内外で注目されるようになった。
『マッサン』の監修者で、ウイスキー評論家の土屋守さんはこう語る。
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「2008年からイチローズモルトを製造する、『ベンチャーウイスキー』の成功が大きい。世界的にも評価され、どの銘柄も入手困難になっている。おかげで、焼酎や日本酒なども並行して造ってきた、既存のクラフトウイスキーメーカーが脚光を浴びた。
土屋さんが「ジャパニーズを気軽に楽しむなら」と推奨するのが、国産ウイスキーのみを扱う新宿のバー「ゾートロープ」だ。300種を超える所蔵ボトルから、入門者向けに3種選んだ「試飲セット」が好評で、外国人観光客も多く訪れる。
芸能界でウイスキーに魅了されているひとりが、元ボクシング世界王者の亀田興毅だ。写写丸は亀田を「ゾートロープ」に招いた。
「『ウイスキー好き』とか言うてカッコつけてるけど、じつはウイスキー歴は1年3カ月。25歳までは、ほとんどアルコールを口にせんかった。格闘家やったから、筋肉にとってお酒はよくないという意識もあったから。3階級制覇という目標を達成するまでは、飲むつもりもまったくなかったんですよ。
28歳で引退してから、仕事の打ち合わせなどで、お酒の付き合いも増えるでしょ。いろいろなお酒を飲むうちに、ウイスキーがいつのまにか好きになっていたんです。
最初はハイボールで、次にロック、ストレート。『違う種類のウイスキーはどんな味なんやろう?』と興味を持ったんですよ。こう見えて凝り性やから(笑)。
それから、銘柄や蒸留所などをインターネットで調べるようになったんです。ボクシングも、自分の階級の世界ランカーの試合はすべて取り寄せて、研究のために観ていました。ボクサーのときはあくまでも研究やったけど、今は楽しんでやってますね」
とくにスモーキーな香りのもの、クセの強いものが好きだという。
「亀田家は、僕も親父も弟たちも、正直な話、クセしかなかった(笑)。だから酒の好みもそっちに行ったのかもしれませんね。ただ、親や兄弟とプライべートで飲むことはほとんどないです。
ウイスキーの魅力は体調やその日の気分で飲み方を変えられるのがいい。ストレート、加水、ロック、ハイボールと、好きな飲み方をできるのがウイスキーのいいところ。
軽めなら、カリラがおすすめ。ロックならアードベック。パンチが効いている味が欲しいときは、『アドテン(アードベッグ10年)』のソーダ割。
自分はボクサー時代もいきなりストレートを打つのではなく、ジャブから打って行って試合を組み立てていくタイプやったんです。飲み方もそんな感じですね」