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平成観光に平成ノブコブ…改名するのしないの聞いてみた

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.04.06 06:00FLASH編集部

平成観光に平成ノブコブ…改名するのしないの聞いてみた

 

 4月1日に発表され、5月1日から実施される、新元号の「令和」。本誌は、改元による影響が避けられない、「平成」を冠した企業・人・物を徹底取材した。 

 

「元号が変わっても、社名は今のままです」と明るい声で話すのは、岐阜県のパチンコチェーン、「株式会社平成観光」の担当者だ。同社は、社名に「平成」を冠する国内の企業のなかで、2018年3月期の売上高が1064億円と、トップを誇る。

 

 

「前身は東観という会社で、当時は負債を抱えていたんです。心機一転、新しい会社を立ち上げようと、新元号が出るのを待ち、翌日に『平成』と冠し、登記しました。平成に入り、売り上げも順調に伸びました」(前出・担当者)

 

 まもなく変わる「平成」を冠する企業やお店、人名は、元号が変わったとき、どうするのか。さしあたり特許庁は、2019年1月30日、新旧の元号を商標登録できないように基準を改訂した。

 

 お笑いコンビ「平成ノブシコブシ」の吉村崇(38)は、3月19日、都内のある発表会でこの話題を取り上げた。

 

「法律が出たんですよ、権利としてダメだから、元号は使わないっていうのが。そうなると、平成ノブシコブシだけじゃなくて、『昭和のいるこいる』師匠もダメになるかもしれない。ちょっと大変なんですよ」

 

 所属事務所関係者は、コンビ名の改名について「本人たちにまかせています」と語った。ただ、じつは商標は、商品名などの登録のためのもので、コンビ名や芸名は問題ない。

 

「平成」が発表された際に、芸名を略して「平(泉)成」と注目を集めたのは、俳優の平泉成(74)だ。

 

「ただ平泉さんの場合は、昭和から平成に変わるよりもだいぶ前に、占い師の助言により芸名を『征』から『成』に改名。その後の活躍ぶりを見れば、改名が功を奏したといえるでしょう」(スポーツ紙記者)

 

 岐阜県美濃加茂市にある「ぎふ清流里山公園」は、2017年11月まで、「平成記念公園日本昭和村」という名称のテーマパークだった。リニューアル工事を経て、2018年4月に現在の名前になった。ひと足早く平成を脱した理由とは……。

 

「当初は、昭和30年代前半の山里をイメージした公園を整備しました。開業は、平成元年から14年たった、2003年。最初のころは、来場者も多かったのですが、『昭和は30年代までじゃないでしょ』『私の昭和は違う』などのご指摘がありまして……。

 

 平成の記念事業でしたが、もうそこにはこだわりがなくなり、『平成記念公園』は名称からなくしました。たまたま時期が重なっただけなんです。リニューアル前はだいたい年間35万人の来場者でしたが、今は70万人と倍増しました」(岐阜県都市公園課)

 

「新宿平成女学園」は、新橋、池袋、渋谷、横浜、札幌にも店舗がある風俗店。ちなみに平成の名称は新元号になっても「変える予定はない」(風俗ライター)という。平成の二文字は、今後も残る。

 


(週刊FLASH 2019年4月16日号)

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