夜な夜な必死にラジオをエアチェックした、思春期のあのころ。いわゆる「外タレ」たちのサウンドに、日本中が夢中だった。そして待ちに待った来日公演、ポスターには「ウドー音楽事務所」と書かれていた。
同社50周年を機に、当時のスタッフが「いまだから明かせる」スター来日の舞台裏、豪快に過ごした夜を、プレミアムショー形式でお届け!
「リクエストには、『宿泊するホテルのスイートルームの寝室が、真っ暗になること』という項目が必ずある。寝室には一切の光が入らないように、黒い紙を窓に隙間なく貼り、遮光カーテンをセットする。
ホテルの部屋にいるときは、常に曲作りをしているらしく、夜中もずっと作業をし、眠るのは明け方。そのため、睡眠を邪魔されないようにしたいのかもしれない。曲作りのために『部屋にはグランドピアノを入れてほしい』というリクエストもあり、なんとか対応可能なホテルを探した。
ステージ後はディスコへ行くことが多かった。踊ったり話したりすることはなく、ボディガードを立たせ、VIP席の奥に座っているだけ。作ったばかりの曲をディスコに持参し、タイミングを見て流してもらうこともあった」
協力・ウドー音楽事務所
(週刊FLASH 2019年3月19日号)