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レイザーラモンが教えてくれた「人生の勝ち方」は便乗作戦

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.04.18 16:00 最終更新日:2019.04.18 16:00

レイザーラモンが教えてくれた「人生の勝ち方」は便乗作戦

 

 4月15日、若者向けの経営塾「金太郎アカデミー」の概要説明会が開かれ、お笑いコンビ・レイザーラモンの2人が出席。プレゼンコーナーで、「(人生に勝つために)プライドを捨て、乗っかれ」と、世の中で話題になっていることに便乗する大切さを語った。

 

 HGは、「『ハードゲイ』(と呼ばれる人たち)に乗っかり、ブレイクさせてもらいました。そしたら相方がなんとリアルゲイ、RGとしてスタートしました」と、HGをきっかけにコンビ内で便乗が始まったことを明かす。

 

 

 簡単に「乗っかる」といっても、HGはハードゲイキャラを完成させるまでに5年ほどかけている。芸人・山田ルイ53世の著書『一発屋芸人列伝』に、キャラを確立するまでの苦労を打ち明けていた。

 

「大阪における新宿2丁目的な場所に通って、色々とお話を聞いたりとか。時間もあったので、ニューハーフパブでボーイとして働くことにした。そしたら『ショーに出てくれ!』となって、ショータイムに出してもらった。

 

 やはり、スジを通さないと駄目。一応、大阪の堂山というハッテン場に、昔からいらっしゃる重鎮の方に挨拶に行って。『こういうことをやろうと考えてるんですけど、色々教えてもらえませんか』と。東京に来た時は、新宿2丁目の老舗のお店に挨拶に行った」(『一発屋芸人列伝』)

 

 おすぎとピーコ、ピーターの元へも挨拶に行き、許しを得たという。これだけ根回ししたのだから、ハードゲイキャラがブレイクしたのは当然だろう。

 

 一方、相方のRGは、演歌歌手の細川たかしに乗っかり、髪型をマネして「細川あるある」を歌う芸を始めた。会見でRGは「正直、芸能界をやめる覚悟で乗っかりました。でも気に入られてしまいました。結果、ドコモのCMまでいただきました! 乗っからないと何も生まれない!」と叫んでいた。

 

 当初、RGは細川に了承を取っていなかった。そのため、細川は2017年4月14日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、「こいつバカじゃないの?」と不快感をあらわにしている。

 

 しかし、1カ月ほどたった5月21日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)でRGと初対面すると、「俺の歌をこんだけちゃんと一生懸命覚えて大したものだ!」とご機嫌に。RGへ『こぶしたかし』という芸名まで贈ってしまった。

 

 その後もRGは、細川の『縁結び祝い唄』のMVに出演し、ドコモの「いっきゅうぱ」のCMでも共演を果たした。HGのように綿密な研究を重ね、根回しをしたうえで便乗するか、RGのように瞬発力と愛嬌で勝ち上がるか。2人から、人生の勝ち方について学ぶところは多い。

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