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沖縄国際映画祭で「異言語脱出ゲーム」難聴者との意思疎通を学ぶ
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.04.24 16:00 最終更新日:2019.04.24 16:00
「島ぜんぶおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」で、4月20日に異言語脱出ゲーム「蒼海に眠る秘宝の謎~月夜の邂逅~」が行われた。
異言語脱出ゲームとは、謎解きの要素に手話、筆談、音声という異なる言語を使う。ろう者・難聴者と聴者がチームを組み、音を聞かないと解けない謎、手話を知らないと解けない謎をお互いが協力しながら解いていく。
聴者として参加したのが次長課長の河本準一、NON STYLE井上、尼神インター、ガンバレルーヤ。
出題者役として出演したのが、しずる、ハリセンボン箕輪はるか、ガレッジセールだった。
6チームに分かれ、1時間半に渡りチャレンジしたものの、問題の難解さもあいまって、ガンバレルーヤまひる率いる1チームしか脱出に成功できなかった。
まひるは「謎を解くときに手話を使ったり、しゃべるときに口をはっきり動かしたりして、コミュニケーションを取りました。私は、正直1つもわからなかったです(笑)。でも、みんなで協力して脱出することができました」
以前から手話を習っている河本は、「最初は問題が無茶苦茶難しかったので、手話でコミュニケーションを取る前に問題の意味がわからなかったです(笑)。
でも最後には、ろう者の方とのコミュニケーションを、筆談ではなく、わかりやすく口で動かすとか、丁寧にやらないとよく伝わらないということが、改めてわかって勉強になりました」
井上は「僕は謎解きゲームは普段からよく行っているので、問題で苦しむというより、解き方はわかっているのに解き方を伝えられないという部分で難しさを感じました。
でも、ジェスチャーとかで伝えられたときに我々も嬉しいですし、ろう者の方も喜んでくれて。笑顔とかを見ると、素晴らしいことだなと思いました」
ハリセンボン箕輪はプリンセス役で参加し、こう語っていた。
「最後のキーマンとしてチャレンジャーを待っていたのですが、誰も来ないという(笑)。緊張して待っている間、手話の練習をしていたら、ろう者の方がすごい優しく励ましてくれました」
手話経験者の河本からも、ちゃんとできていたことをほめられていた。
海賊役で出題していた、しずる池田は、役のままのキャラで「俺たちが海賊団だ……」と話しだしたものの、すぐに河本に「そういうのはいいから」と止められ、笑いを誘っていた。