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一茂が語った長嶋茂雄の指導法「バットの音を電話で聞いて…」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.05.01 20:00 最終更新日:2019.05.01 20:00
タレントの長嶋一茂が、4月28日放送の『マルコポロリ!』(関西テレビ)に出演し、父・長嶋茂雄の指導法について語った。
父親が監督をしていた巨人軍時代は「おはようございます」としか会話をせず、野球の指導をほとんど受けたことがなかったという一茂。番組で出演者が、息子より松井秀喜の指導に力を注いでいたという話に触れると「しょうがないね。松井の方がセンスもあったし」と発言する。
一茂によると、長嶋監督は松井が4番になるための計画を立て、毎晩つきっきりで指導していた。「松井は遠征へ行ったときに誰とも飲んだことがない。松井と親父だけは(試合後に)帰ってきて2人だけで素振り。3年間、遠征先のホテルでずっと」と振り返る。
ここで出演者が「松井は嫌だと思わなかったのか?」と質問すると、一茂は「それは全然ない。親父と松井は(野球の)感性がすごく合った」と明かしていた。
そんな師弟関係ゆえか、松井はメジャーへ行ってからも長嶋監督に助言を求めることがあったという。
「松井が不調になったとき、『どうしたらいいですか?』って国際電話がかかってきた。親父が『松井振ってみろ』と、バットを振る音を電話口で聞いて、あるとき(瞬間)に『よし! いまの音だ!』と電話を切った。次の日、(松井は)2本か3本ホームラン」
じつはこの電話指導、阪神・掛布雅之に対してもおこなわれていたらしく、「同じように電話で振らせて、スイングの中で風を切る音が変わったところで『いまのだ!』って。その年は掛布さんホームラン王をとってるんじゃないかな」と説明していた。
音だけをたよりにスイングの良し悪しがわかるとは、さすがミスターの一言である。