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次長課長・河本準一「僕は、こうしてボランティアを始めた」

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.05.10 06:00FLASH編集部

次長課長・河本準一「僕は、こうしてボランティアを始めた」

 

 お笑いコンビ・レギュラーの松本康太(39)と西川晃啓(39)が介護関連の資格を取り、施設をまわって漫才をやっていることが最近ニュースになった。

 

 レギュラーの2人が慰問を始めるきっかけは、次長課長の河本準一(44)から松本が誘われたことだという。実は河本は、毎月ボランティアで地元・岡山の老人ホーム、幼稚園、介護施設、児童養護施設に訪れているのだという。

 

 そこで河本とは旧知の仲だという元芸人インタビューマン山下が、ボランティア活動への思いを伺った。

 

――ボランティア活動を始めたきっかけと、いつから始めたか教えてもらえますか?

河本 岡山県には母親が生活保護で面倒を見てもらっていた恩もあるし、生活保護の問題でご迷惑をおかけしたということもあり、7、8年前から始めました。

 

――最初はどういった感じで始めたんですか?

河本 こちらから各施設にオファーを出して、「来てもいいですよ」と言ってくれたところに行ってました。そこから訪問した施設の方が「あそこも行ってあげて」って声をかけてくれて、そこから広がっていきました。

 

――誰と始めたんですか?

河本 1人です。1人で老人ホームに行って、お話をしたり楽器を弾いたり、歌を歌ったりしたら、お年寄りが涙を流して喜んでくれました。

 

――レギュラーの松本さんを誘ったのはいつ頃ですか?

河本 やり始めて2年目ぐらいですね。後輩にも、こういうことを経験してもらいたいなと思ったんです。「交通費しか出せないけど」ってレギュラーの松本、ソラシド水口、とろサーモン、天津を誘ったら、みんな快く協力してくれました。

 

 当時、僕は気持ち的にまいっていたので、後輩たちと楽しくやれたことで助けられました。今はみんな忙しくなったので、また一人で行ってます。

 

――今後、どういった活動にしていきたいですか?

河本 僕がボランティア活動していることがニュースになったことで、全国から活動の依頼をたくさんいただいたんです。岡山に関してはボランティアで続けようと思っています。

 

 ただ、全国にボランティア活動を広げると、僕も家族を食べさせないといけないので、全国的な活動に関しては「企業のスポンサーを募りましょう」ということになっています。

 

 芸人の中でも、老人ホームや児童養護施設に行って笑いを届けたいと言っている子もいるんですよ。各企業からスポンサー料をいただければ、交通費と少しのギャラで営業として行ってもらうことができるので、そのプロジェクトを進めています。

 

――それはいいですね。芸人さんも仕事として行けるのであれば、行きやすくなりますね。

河本 そうなんですよ。全国に「住みます芸人」(各地域に住んで活性化を目指す芸人)がいますから、その子らと組んでやることも考えています。

 

 児童養護施設って全国に600カ所あるんです。延べ3万人の方が施設にいらっしゃるんですけど、子供たちの就職率が悪いのと、子供たち自身も、将来やりたい仕事先が出てこないそうなんです。

 

 それは社会見学に行かせてないからじゃないかと思い、その活動を実現するため、社団法人を作って、いまその顧問を岡山でやらせてもらっています。これもスポンサー料を使って、バスを借りていろんな企業に社会見学に行ってもらうようにしています。

 

 僕らが、そういったことをボランティアで身銭を切ってやると、こっちが倒れてしまうんですよ。長く継続するためには、そうした方がいいかなと考えています。

 

――確かに活動を持続させるためには、そういったシステムを確立させないと、長期に渡ってできないですからね。

 ただ、河本さんの本業は、あくまでもお笑い芸人なので、あまり慈善事業のイメージがつきすぎると、バカバカしい系のお笑いがやりづらくなったりしませんか?

 

河本 クレームが来ない限りは、自分の笑いは曲げずに続けていこうと思ってます。確かにボランティア芸人みたいに言われて、「バカバカしいバラエティの仕事を誘いにくいわ」ってならないようにバランスは取らないといけないと考えています。

 

 だからボランティアも、明るく楽しくやろうと思ってます。やっぱりボランティアは堅苦しいイメージがあるので、それを払拭したいんですよ。

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