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飛鳥凛が明かす「ポルノ映画の舞台裏」男性は度胸がなくて(笑)

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.05.16 20:00FLASH編集部

 そのシーンは、『殺人鬼を飼う女』のアート要素を代表する、圧倒的な映像美で描かれていて、同作最大の見せ場だ。そのぶん、監督のこだわり具合も半端ではなかった。

 

「中田監督が、(注・幾何学アートの巨匠)エッシャーの名画『蛇』を見せつつ、『この手はこっちで』という指示をして、私たちをツイスターゲームのように組み立てていきました。

 

 それで、『じゃあ、ここからスタート!』と言われるんですが、みんなもう『痛い痛い痛い!、ムリムリムリムリー!』と言っていましたね(笑)。

 

 カメラが回ったら崩していいので、そこからはもう大丈夫なんですけど、監督はその体勢にいくまでをすごくこだわっていらっしゃいました。『絵画のような映像美にしたい』とおっしゃっていて、監督のイメージに近づけるために、このシーンを4人で撮ろうということになったほどです。

 

 ひとりだけ男性の水橋さんは、ツラそうでした。『体硬いんだよ〜』って言いながら股をめっちゃ割かれて、そこに女の子2人挟もうとして、『ムリ! これ以上は脚がおかしくなっちゃう!』と悲痛な叫びを上げてて(笑)。

 

 ある意味、根性がエロスを超越している、私たちの『芸術的な組体操』を、ぜひ名画と見比べてみてください!」

 

 名シーンの裏には、汗と涙と痛みがある。憧れの監督に導かれ踏み込んだ官能表現の世界で、飛鳥が心得たことは。

 

「『見てて嫌な気分にならない』というのは大事だな、と思いました。『殺人鬼を飼う女』は、グロテスクなシーンもが多い分、官能シーンがあまりにも生々しくて、見てくださる方々に『うわっ』っていう感じに思われるのは嫌だなと。監督もそう思っていらっしゃいましたし、私たちもそう思っていました。

 

 でも、女性らしさというか、女性が快楽を得ているときの『美しさ』も出さないといけないし、出したいし、せめぎ合いでやっていました。『こっちのほうがキレイ、こっちのほうが美しい』と確認しながら……『フェチですか?』と言われるレベルにこだわりました。

 

 じつは裸を見られることに、私自身、抵抗はあるんです。ポルノ映画自体も、『これからもすごく出たい』というわけではありません。でも、今回も前回も、中田監督の撮影現場だから、一切ためらいませんでした。それって、とても特別なことだと思うんです」


あすかりん
1991年3月28日生まれ 大阪府出身 2007年に女優デビュー、『ひぐらしのなく頃に』シリーズ、『口裂け女2』などのホラー作品に出演後、『仮面ライダーW』でブレイク。2017年2月に中田秀夫監督のポルノ映画『ホワイトリリー』に出演し、同時期にヌード写真集『凛』を出版。6月5日から16日まで、赤坂レッドシアターで舞台『バクステ!』に出演。詳しい情報は公式ツイッター(@rrrrrin_0328)またはインスタグラム(@rin_asuka0328)で

 

※最新主演映画『殺人鬼を飼う女』は、全国公開中

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