お笑いコンビのカミナリが、5月14日放送の『ジンギス談』(HBC北海道放送)に出演した。
番組で石田たくみは、「お笑い芸人になるにあたって養成所は絶対に行かないようにして、オーディションだけで入れる事務所にしようと思った」と発言。ちょうどM-1でサンドウィッチマンが優勝した時期で、彼らが所属する「グレープカンパニー」のオーディションを受けたところ、一発合格したという。
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たくみによると、この経緯をインタビューなどで話すたび、サンドウィッチマンに憧れて芸人を目指したように書かれてしまうのだという。「もちろん面白いと思っているし、尊敬もしている」と言うたくみだが、一方で相方の竹内まなぶは「全然憧れていない」と断言する。
ちなみに、カミナリの2人が芸人として憧れているのは同じ事務所の先輩・永野だ。たくみは「一番お世話になったのが永野さん。永野さんが世に出る前はずっと僕らと路上でお酒を飲むような関係だった」と明かす。2組とも売れたいま、インタビューで美談のように話すのだが、「永野さんより、正直サンドウィッチマンの話が聞きたいです」と記者に一蹴されてしまうそうだ。
ここでまなぶは、どうしてもサンドウィッチマンが憧れにならない理由として、伊達みきおから受けたあるイタズラについて明かす。
「僕はブランドの服がすごく好きなんです。普段グッチをよく着てまして、ある営業の出番が終わって楽屋に帰って来たら、13万円するシャツのタグに『ぐっち』って落書きしてあった。カメラの回ってないところで、陰湿な落書きとか考えられない。なにが好感度1位だって思います」
共演者から、なぜ伊達が犯人だと思ったのか問われると、「ニヤニヤして右手にマジックを持っていた」と説明。あるロケの帰りには、伊達が「今日落書きするの忘れちゃった」と発言したこともあったらしい。
ちなみにまなぶは、このイタズラをさまざまなテレビ番組で告発しているが、「なかなかオンエアされない。(好感度があるから)業界全体でサンドウィッチマンを守ろうとしている」と訴えていた。
番組では、ビデオ出演した伊達に「まだ言ってます? 何もしてないです」と、完全にシラを切られてしまい、怒っていたまなぶ。両者の溝が埋まることは当分なさそうである。