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棋士・香川愛生の「鉄板出前めし」加藤一二三が愛したうな重

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.06.01 11:00 最終更新日:2019.06.01 11:00

棋士・香川愛生の「鉄板出前めし」加藤一二三が愛したうな重

 

「ウーバーイーツ」などの宅配サービスが急拡大し、じつはいま空前の “デリバリーブーム” だ。もちろん、老舗の出前も頑張っている。では、超多忙な各界の第一人者たちは、なにをとっているのか。テレビやイベントでも活躍する、棋士香川愛生女流三段の仕事場を訪ね、とっておきの一皿を聞いた。

 

 藤井聡太七段の快進撃で、棋士たちが将棋会館でとる出前にも関心が集まった。

 

「対局中は極度の集中状態で、私は水とスポーツドリンク合わせて、3リットル飲むのを習慣づけています。長く将棋を続けていくために、出前にも上手にこだわっていきたいですね。

 

 

 対局時間が男性に比べて短く、出前をとる女流棋士は少数派ですが、私は『将棋めしの聖地』といわれた『みろく庵(3月末に閉店)』の玉子雑炊など、土鍋系をよく注文していました。夏でも、エアコンの効いた場所に長時間いると冷えますから」

 

 将棋会館周りの飲食店で、「ふじもと」は特別。香川さんにとっても、少々敷居が高かった。

 

「引退された加藤一二三九段が、昼も夜も、うな重を注文されていた店。値段も高めですし、諸先輩方の手前、普通のテンションでは頼みづらくて。

 

 でも、今年から始まった『清麗戦』の予選で、初めて出前をとってみたんです。優勝すれば、賞金700万円という棋戦なので。うな重効果か、その対局は勝つことができました」

 

 対局に中継が入ると、何を注文するかまで生放送される。「相手の目の前で頼む、それも勝負のうち」と香川さん。出前もまた、勝負手となるのだ。

 

かがわまなお
1993年生まれ 東京都出身 立命館大学卒業 2008年、当時最年少でデビュー後、女流棋士賞、最多対局賞などを受賞。2013年には女流王将を獲得。攻めの棋風からついた渾名は「番長」

 

【SHOP DATA】
●ふじもと(東京・千駄ヶ谷)/うな重セット2600円(税込み)
・住所:東京都渋谷区千駄ケ谷3丁目15-12
・配達エリア:店舗の近辺のみ

※「セット」は将棋連盟特別メニュー

 

(週刊FLASH 2019年5月28日号)

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