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ガリットチュウ福島の「ものまね極意」広く浅く、似過ぎない
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.06.13 16:00 最終更新日:2019.06.13 16:00
世は「NEOものまね」ブーム。お笑い芸人たちが、ものまねをネタに取り入れ、続々とスター街道を駆け上がっている。その火つけ役として、ガリットチュウ・福島善成(41)は欠かせない。インタビューの場には、「後ろ髪がポイント」という、スティーブン・スピルバーグ監督の姿であらわれた。
転機は、2017年3月にインスタグラムに投稿した船越英一郎のものまね。以来、旬の人物を次々にまね、一躍ブレイクを果たした。インスタグラムにものまね画像をアップするのは、いまも福島の日課だ。
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「スマホの中には、今まで僕が挑戦したものまね写真が1万5000枚ほど入っています。新幹線で移動中にスマホで画像編集をしたりしますね。編集をしていたらあっという間に4時間以上たっていて、東京に着いていた、みたいなことはしょっちゅう。
でも横の相方を見たら、ビール飲んで熟睡してるっていう。この差がいま、出てるのかな(笑)」
芸歴は20年超。もちろんトークは堪能だが、福島のものまねは「広く浅く」をモットーにした “力技” だ。
「僕のものまねは、掘り下げない。どこか1カ所似ていたらOKだと思っているんです。スピルバーグ監督は、髪がボサボサでも気にしないところを似せました。『帽子をグッてかぶればいいだろう』と思っている監督の、髪のハネ具合ですね」
ダレノガレ明美や水卜麻美アナといった、美女をものまねするのも理由がある。
「ギャップが大事なんです。たとえば水卜アナに似る女のコは、たぶんたくさんいると思うんですよ。でも、身長180cm、94kgある男の僕がまねすることで面白くなるのかなと。
ものまねをお笑いにするには、あまり似すぎないほうがいい。見た目が似ているだけで、結局適当なことを言ってるのが面白いと思うんです。『それ、何?』とツッコめるような」
おかげで、テレビ局側からは、「○○さんのものまねはできますか?」とよく聞かれるようになった。
「僕の場合、ものまねできるかどうかで、いちばん大事なのは、目の間隔。どちらかというと目が寄っている方だと、まねしやすくて、できるかどうかはすぐに判断できますね」
「力技」と侮るなかれ。
ふくしまよしなり
1977年10月6日生まれ 熊本県出身 1998年、熊谷茶とガリットチュウを結成。デビュー当初からものまねに挑戦しており、最初にまねた人物は手塚治虫
(週刊FLASH 2019年6月11日号)