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賀来千香子、厳しすぎる親のしつけを経て女優になるまで

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.06.27 20:00FLASH編集部

賀来千香子、厳しすぎる親のしつけを経て女優になるまで

 

 女優賀来千香子が、6月24日放送の『ファミリーヒストリー』(NHK)に出演した。

 

 母・ヨシコさんのしつけが厳しかったという賀来は、番組で「怒られたときは本当に怖かった。お尻ペンペンされて。スカートをパッと下げられて、思いっきりパンパンパン! って叩かれた。それで洋服とか風呂敷に包まれて、しょわされて、玄関の外に立たされる。うちの母はすごい怖いんです」と明かす。

 

 

 賀来の中学時代のバトミントン部の恩師は、ヨシ子さんから初対面で「煮ても焼いてもいいですから厳しく指導してください」と挨拶されたという。恩師は「厳しいお母さんだと思いました。あの子(賀来)は家柄とか育ちを感じさせる子だった」と振り返った。

 

 高校生のとき、原宿でスカウトされた賀来。当時の同級生は「一緒に歩いていたとき、歩いているだけで名刺が手にグッと握らされて。5メートルぐらい行くとまた違う名刺が来たり。歩くだけでたくさんの名刺がカバンに入り、『よろしくお願いします』って挨拶を受けていた」と証言する。

 

「短大へ行きながらモデルの仕事をしたい」と両親に相談したが、ヨシ子さんは大反対。賀来の母方は旧家で、父の昭一郎さんも代々三菱の銀行マン。反対されるのも当然だった。

 

 賀来は当時を「そこは強行突破ですね。自分は(芸能界に)行くわけですから。機嫌は悪かろうが、悲しいけれど、親の前を通り、玄関を開けてオーディションや仕事に行きますという感じだった」と振り返る。

 

 ある朝、賀来が出発するところで、化粧中だったヨシコさんはこんな行動に出てしまったという。 

 

「千香子に化粧瓶を投げちゃったんですよね。『行っちゃいけない』ということで。そうしたら肘に当たりましてね。それでも泣きながら行ったみたいですけど。それほど反対でございました」

 

 一方、賀来から芸能界でやっていくことについて相談された昭一郎さんは、「必ずどこへ行ったときも、自分より一日でも先輩、特に裏方の方に必ずご挨拶をしなさい。それが絶対に将来にいい」とアドバイスしたと明かす。

 

 大学卒業後、賀来はファッションモデルとして雑誌の表紙を飾り、大活躍。

 

 そんななか、住友銀行のコマーシャルに出演する。
 娘が芸能人であることは周囲に隠していたが、このCM出演でバレてしまったという昭一郎さんは、「やっぱり銀行員の娘が芸能界なんて厳しい目で見られましたよ。ましてライバル銀行のモデルになったんですから。なんで私が責められなくちゃいけないんだと思いました」と笑い話のように嘆いていた。

 

 賀来はこのCMで人気に火がつき、女優の道へと進むことになり、TBSドラマ『白き牡丹に』で主役に抜擢される。当時をヨシ子さんはこう振り返る。

 

「最初はまともに見られませんでした。毛布か何かをかぶって見たような記憶があります。でも1話が終わったらホッとして、『また明日も見たい』という気持ちになりました。お友達とか親戚からも『チーちゃんが出てる』なんて言われまして、それで私もだんだんと雪解けしたように協力するようになりました」

 

 番組では「本当に肘に瓶の角が当たったんです。忘れもしない」とヨシ子さんの攻撃を振り返っていた賀来。猛反対を受けながらも、自らの力で母を納得させることができたようだ。

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