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元「たま」知久寿焼、いま明かす「イカ天ブーム」大騒動

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.07.12 20:00FLASH編集部


サッポロラガーを飲んで歌いブレイク、一番嬉しかったのは…

 

たま」活動中もいまも、ずっとソロ活動を続けている知久。同じようにそれぞれソロ活動をし、作詞作曲を手がけるメンバーたちの存在は、とても大きなものだった。

 

「音楽制作や演奏のパフォーマンスでは、石川さんと柳原さんがやらかして、それにぼくが反応をするというのが、ものすごく楽しかったんです。その応酬が積み重なって、曲がおもしろくなっていった。2人の影響を全面的に受けまくりでしたね。ただ、友だちとしてはむしろ信用できないタイプ(笑)

 

 そのお陰で、ソロでも “おふざけ” をしてみたり、『たま』以前の自分にはなかったことをやれるようになった。だから、『いろいろ頂いたな』と感謝しています」

 

『イカ天』では見られなかったが、ビールをこよなく愛する知久は、大好きな「サッポロラガー」を飲んでステージにあがるのがルーティーンだ。

 

「ぼくたちが音楽活動をしていた、フォーク系の引き語りをやるようなライブハウスは、もう飲み屋みたいなところなんですよ。だから、飲みながら歌うというのが当たり前でしたね。

 

 DVDにもなっているんですが、幡ヶ谷の『たまははき』というお店でやったライブを3部構成にしたら、3部は顔が上がっていなかったです(笑)。気持ちよく歌えるんですけど、あとで冷静に録音を聞くと『全然歌えてないじゃん』というときも。

 

 それから最近、飲みながらやると、ハーモニカがビールの糖分で詰まっちゃうことが多いということに気がついて。だからいまは反省して、ライブ中はお水にしてます。ステージ前・休憩中・終了後は飲みますけど(笑)」

 

 目まぐるしいブームのさなかでも、“自分らしさ” を忘れず活動を続けていた、知久と「たま」。喜びも多かったようで……。

 

「『イカ天バンド』としてひと括りにされるのは、正直あまりいい気持ちではなかったです。でもそのお陰で、自分の歌を、自分が知らない大勢の人が聞いてくれるようになったのは、すごく良かったですね。

 

 一番嬉しかったのは、バイトが辞められたこと(笑)。共同溝っていうガス・水道・電気が一緒に埋設された地下道があるんですけど、フタを開けたときに不審者が入らないように、横で長時間ただ座って見張っているバイトでした。

 

 じつはそのときに書けた歌があるんですよ。『おるがん』『牛乳』という歌なんですけど、バイト中のぼくを想像して、聴いてみてください(笑)」


ちくとしあき
1965年2月10日生まれ 埼玉県出身 ギター・ウクレレの弾き語りミュージシャン。1984年に石川浩司、柳原陽一郎と「たま」を結成。2年後、滝本晃司が加入。『三宅裕司のいかすバンド天国』に出演し、14代目キングに輝き、メジャーデビュー。「たま現象」とまで呼ばれる人気を博すも、2003年に解散。現在、1995年から続けている器楽バンド「パスカルズ」と、ソロで活動中。近年では、2011年から放送されている「ヒガシマル醤油・うどんスープ」のCMソングの歌唱を担当し、話題に。2019年2月に初ソロアルバムを2枚同時発売した

 

※知久が「ヒガシマル醤油・うどんスープ」のテーマ曲を熱唱した、『スナック 胸キュン1000% ママこの人つれて来た!』(BS12 トゥエルビ)第14話は、7月12日の26時から放送予定

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