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トム・ブラウン布川の「JR中央線愛」月収130円でも助けてくれる

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.07.16 16:00FLASH編集部

トム・ブラウン布川の「JR中央線愛」月収130円でも助けてくれる

 

 ガード下を何駅も歩いたり、安居酒屋で潰れたり……。JR中央線にそんな思い出を持つ人は、世代を問わず多い。2019年は、新宿~八王子間の開業130周年。愛する中央線への思いを、お笑いコンビ「トム・ブラウン」のツッコミ・布川ひろき(35)に、街を歩きながら聞いた。

 

 雨除けのビニールシートのすぐ向こうを、オレンジのラインの電車が走り過ぎる。荻窪在住の布川は、荻窪駅近くの「鳥もと」で久しぶりの焼き鳥を頬張った。

 

 

「僕ら、立ち飲み屋に入るお金もないんで」

 

 札幌出身の布川は、高校の後輩でもある相方、みちおとコンビを組み、2009年に上京。いきなり東京の洗礼を受けた。

 

「上京した翌日にやったライブは、お客さんが2人だけ。札幌では、そこそこウケていたネタがスベりまくって……。相手が2人じゃ、ウケるもスベるもないんですけどね」

 

 以来、苦節9年。「M-1グランプリ2018」でついに決勝進出を果たしたが、生活がすぐに変わるわけではない。

 

「去年も、『3カ月続けて月収130円』ということがありました。動画配信のわずかな収入がすべてだったんです。M-1のあとでも、届いた給料の支払い票を見たら、年収が『8万円』でした。

 

 自身のツッコミに合わせて、住むのは中央線じゃないと「ダメ~!」という布川。

 

「中野など、沿線には劇場が多い。芸人仲間もたくさんいるので、先輩芸人がおごってくれたりと、街ぐるみで助けてもらってます」

 

 5月、布川に第1子となる女児が誕生した。

 

「妻と暮らす1DKは、いよいよ手狭になってきました。おかげさまで引っ越しも検討できるようになったのですが、やっぱり荻窪で探しちゃうんです。じつは中央線って、意外と家賃高いんですけどね(笑)」


ぬのかわひろき
1984年生まれ 北海道出身 高校の柔道部の後輩、みちおとトム・ブラウンを結成。事務所の先輩であるオードリーの若林正恭のすすめで長髪に。「ダメ~!」のツッコミでブレイク

 

(週刊FLASH 2019年7月16日号)

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