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志磨遼平の「JR中央線愛」忌野清志郎に自分を重ねてヒモ生活

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.07.22 16:00FLASH編集部

志磨遼平の「JR中央線愛」忌野清志郎に自分を重ねてヒモ生活

《名著》
●『西荻夫婦』やまだないと(祥伝社)
 結婚7年め、夫婦の日常を描く作品。

 

「クールで、ベタベタしない夫婦の関係がとても大人に見えて憧れました。中央線でのハイソでおしゃれな生活も悪くないな~、と(笑)」


●『十年ゴム消し』忌野清志郎(河出文庫)
「20代のうちに業界を干されて、仕事がまったくなくなったころの清志郎の日記です。上京当時の僕と変わらない生活に、安心を覚えたり。

 

『アルバイトなんかしなくても、ライブに客が入らなくても、毎日曲を書いていれば、いつか清志郎みたいになれる』なんて自己暗示をかけてました(笑)」


●『グーグーだって猫である』大島弓子(角川文庫)
 1970年代から活躍する少女漫画家が、愛猫・グーグーとの暮らしを綴る。

 

「舞台は吉祥寺。2016年の実写ドラマ版には僕も(古本屋の店主役で)ゲスト出演させていただきました。大島弓子ファンなので光栄でしたね」


●『荻窪風土記』井伏鱒二(新潮文庫)
「《中央線沿線方面には三流作家が移り(住んだ)》《荻窪方面など昼間にドテラを着て歩いていても、近所の者が後指を指すようなことはない》と、1990年前から中央線は変わらないようです(笑)」


●『恋の門』羽生生純(エンターブレイン/現在は電子版のみ)
 石で漫画を描く芸術家と、コスプレオタクのヒロインによる恋愛マンガ。

 

「舞台が中央線かはわからないのですが、主人公の『芸術をとるか、生活をとるか?』という葛藤は中央線の永遠のテーマですからね(笑)。当時、自分のまわりにいたのはこんな人ばかりでした。とてもリアルです」


●『江口寿史の正直日記』江口寿史(河出文庫)
 江口寿史がありのままの日常を描く。吉祥寺や西荻窪の飲み屋も登場。

 

「江口さんのイラストも漫画作品も大好きで、展覧会を観に北九州まで遠征したほど。毛皮のマリーズ『愛のテーマ』のMVにも出演していただきました」


●『孤独のグルメ』原作・久住昌之/作画・谷口ジロー(扶桑社文庫)
 街の店で食事をする主人公の独白を描く。原作の久住昌之は三鷹出身で、中央線沿線の店も登場。

 

「ドラマが大ヒットしましたが、漫画版も最高です。久住昌之さんが原作を手がける漫画は、ほとんど全部買ってますね」


しまりょうへい
1982年生まれ 和歌山県出身 2003年にバンド「毛皮のマリーズ」を結成。現在は音楽ユニット「ドレスコーズ」を主宰し、5月にアルバム『ジャズ』を発表

 

(週刊FLASH 2019年7月16日号)

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