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藤田ニコル「人生とともにある」大好物に込めた母への思い
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.07.23 20:00 最終更新日:2019.07.23 20:00
モデルの藤田ニコルが、『人生最高レストラン』(TBS系)の7月20日放送回に出演し、母への思いを告白した。
最近「カワイクないものが美味しい」というニコル。人生最高のグルメを告白する同番組で、ニコルがもっとも好きなものとしてあげたのは、「きゅうりのピリ辛漬け」。
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「お母さんが作ってくれるんですけど、作り方もわからない、辛いやつなんです。それがなぜか美味しいの」
ニコルにとって母・友美さんは、マネージャーも務め、いつも一緒にいる存在。そんな仲睦まじい姿を、ニコルのSNSで見ているファンから、「ママるん」の愛称で親しまれている。
「たまにケンカするんですけど、お母さんが乗っかってきて、息ができなくなっちゃうくらい『オラァ』って襟首つかんでくる(笑)。それを見て、わたしが笑っちゃって、ケンカがなくなるんですよ」
ニコルを生んですぐのころに離婚した友美さん。その子育ては、「本人の自由に任せる」放任主義だった。
「門限もないし、特に決まったこともなかった。フリースタイルですね(笑)。夜中に帰ってきても、なにも言わなかったです。だから、学校も行かなかった。
お母さんには、『行かなくても、自分のせいだからね。自分でどうにかしなさいよ』って言われて。逆に怖いと思って、ちょっと行き始めて。『自分がしたことは、自分に回ってくるから、自分で考えて生きてください』って感じ」
ニコルには干渉しすぎない友美さんだったが、最近はちょっと違うようで……。
「いま反抗期です。ウザいんですよ、すごい話しかけてきて。ひとり暮らしになっちゃったから、会うとそれまでにいろいろあったことを、ワーッて話してくるんですよ。
この前ひどかったのは、一緒にいて、長いほうのトイレしたくなって、しに行ったんです。そしたらトイレの前に来て話し始めて。そのくらいしつこいんです。
でも、お母さんひとりで育ててくれたっていうのもあって、やっぱり話したいんだろうなって」
こう話し終わったタイミングで、友美さんからニコルに宛てた手紙が読まれることに。
《昔から手のかからない子でした。夜遅くまで仕事していたせいで、夕食を一緒に食べることもできず、寂しい思いをさせていたはずなのに、作り置きのご飯を毎日「おいしかった」と言ってくれたことが、多忙な毎日の支えになっていました。
家族をもったら、できるだけ家族とご飯を食べる母親になってほしい。孫ができたら、家族みんなで一緒にご飯を食べるのがわたしの夢です。いまは仕事で食事制限をすることが多いと思うけど、たまには一緒に思いっきり好きなもの食べに行こうね。
いろいろ料理を作ってきたけど、人生最高の一品は、きゅうり以外になかったの? ママは恥ずかしいです(笑)》
友美さんのユーモアに、スタジオは笑いに包まれた。笑顔をみせたニコルだったが、その瞳はしっとり潤んでいた。そして、食べ物の思い出に乗せ、母への本当の思いを語り始める。
「ありがとうございます。大人になってから、いいご飯屋さん行くようになって、『ああ、お母さん連れていかないとなあ』と思って食べてます。人に聞いた、お寿司やお肉の高いところ行くんですけど、お母さんに申し訳なさすぎて、食べたら『せつなっ!』って。
わたし、美味しいものとは、『人生とともに』って感じです。きゅうりは子供のころから好きなので、『本当に好きなものはずっと一緒』なんだなって」
ニコルにとって、大好きな「きゅうり」とは、二人三脚で人生を歩んできた、母との思い出そのものなのだ。