7月30日放送の『チマタの噺』(テレビ東京)に、ミュージシャンの甲斐よしひろが出演。40年来の親友だという鶴瓶とともに、昔のヤンチャ伝説を振り返った。
お互い20代だったころ、よく朝まで飲みに繰り出していたという2人。朝、どこかやっている店はないかと、シャッターが半分閉まっていたスナックに強引に入っていったことがあった。
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甲斐は「グッって剛腕で開けたんだよね。(なかにいた女の人が)『キャー!』って隠れたから、『ごめんごめん』って。(女の人は)なぜか歯を磨いてて上半身裸だったんだよね。それで『私のパンティー!』って探してて。
そしたら(鶴瓶が)トイレから出てきて、『新品やんか!』って新品のパンティーをその女の人の顔に投げつけるっていう」と、当時のカオスな状況を明かした。
鶴瓶はこれに対し、「20代で酔うてました」と反省しきり。
しかし、甲斐はその後、謎のとばっちりを受けた。鶴瓶が次の日のラジオで「『HERO』で売れてるのに、甲斐がパンティーを頭にかぶって走り回っていた」と言ったことが一気に広まってしまったという。
甲斐は「(鶴瓶のラジオを聞いた)中島みゆきがまたオールナイトニッポンで『よっちゃんがどうもパンティーかぶって走ってたらしい』って。あっという間に俺がパンティー男になっちゃったよ」とぼやいていた。
とはいえ、甲斐自身も自由気ままに生きてきた。伝説のラジオ番組『鶴瓶・新野のぬかるみの世界』第1回のゲストとして出演したときは、放送作家を相手にケンカしたという。
甲斐は「俺の変なスイッチを押すと俺が暴れだすかもしれないっていうことで、どうもわざと挑発されたんですよね。マイクを掴んで投げようとしたら、(机から)離れなかった」とあっけらかんとした調子で話していた。
続けて、「でも昔はおもしろかったですよね。そういうのがわりと自由な。すごいよね、(喧嘩も)生身だもんね。ディレクターとかいるのに、みんな見ているんじゃなくて、実は加担しているもんね。すごいよね。
入ってきて止めればいいじゃん、ディレクターが。でもそうすると番組じゃなくなるじゃない。だからほんとにちゃんと番組として面白いようになってるんだよね」と振り返っていた。
甲斐は、還暦超えてもなお現役。現在は45周年ツアーの真っ最中で、今後もまだまだ芸能界を走り続けるようだ。