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矢柴俊博が語る俳優人生「常盤貴子さんと対峙したときは燃えた」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.08.15 11:00 最終更新日:2019.08.26 14:49

矢柴俊博が語る俳優人生「常盤貴子さんと対峙したときは燃えた」

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010年)出演時の自作チラシ

 

 矢柴は、売り込みのために、いろんなことを試した。履歴書風のプロフィルを作ったり、似顔絵入りのうちわを配ったりもした。

 

「効果のほどはわかりませんが、『なんだ、こいつ』って思ってもらえればこっちの勝ち(笑)。コピーライターやデザイナーになった、昔の劇団仲間が手伝ってくれたんです。『ありがたいな』って思いますね」

 

 そんな押しの強いアピールが功を奏したのか、一緒に仕事をした監督や演出家から、リピートの声がかかるようになった。2019年に大ヒットした映画『翔んで埼玉』で、矢柴は大宮支部長を演じている。同作の監督は、『電車男』でも一緒だった武内英樹氏である。

 

 矢柴は、なかでも『グッドワイフ』(TBS系・2019年1月~3月)が「近年では幸せな仕事だった」と話す。

 

「常盤貴子さんと対峙する、検事役でした。イヤな奴の役です(笑)。本来、常盤さんほどの方が相手だと、こちらは一歩引くんです。『これ以上自分を出すと、“悪目立ち” してしまうかな』って。

 

 でも監督は、常盤さんと僕を1対1で見せるような演出をしてくれました。監督の心意気を感じて、『引出し、開けていいんだな』と、燃えました。

 

 怪物みたいにきれいな人を前にしていても、『よーい、スタート!』の声がかかれば、カットの瞬間までは、どこまでも失礼でいられるんです、役者って(笑)」

 

蕎麦湯を追加で」

 

 必ず頼むという「パリパリごぼうと蒸し鶏のサラダ」を前に、今後の目標を語ってくれた。

 

「ロードムービーをやってみたいですね。自分はいつも、主人公の珍道中に現われて、何か騒動を起こして去っていく役じゃないですか。ゆったりと旅しながら、お話の根っこになっていく役をやってみたいです。主役とは言いませんので(笑)」

 

やしばとしひろ
1971年10月2日生まれ 埼玉県出身 早稲田大学在学中に、役者活動を始める。主宰する「CAB DRIVER」で活動後、舞台から映像の世界へ。ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)、映画『翔んで埼玉』(武内英樹監督)など出演作多数

 

【SHOP DATA/甲州屋蕎麦店】
・住所:東京都新宿区大久保3-13-1-105
・営業時間:11時~14時30分/17時30分~22時(LO21時30分)
・店休日:日曜・祝日、第2・第4土曜

 

(週刊FLASH 2019年8月20・27日号)

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